“A tree is known by its fruit.
“A tree is known by its fruit.” 英語の諺として知られているこのことばは、実は聖書のマタイ12:33に記されているもので、イエスに反目していた当時のユダヤ人指導者、パリサイ人たちに向かって語られた主のことばです。直訳すると「木はその実でわかる」です。これをルカの福音書では、「茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるでしょうか。良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ」(ルカ7:16-17)と記しています。昨今、日本のリーダーたちの不祥事が明らかにされています。地位、名誉、財産、利権が彼らの実であるとするなら、それは本当に悲しいことです。聖書では「良い実を結ばない木はみな切り倒されて、火に投げ込まれます」と続きます。神が喜ばれる豊かな実とは、「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です」とあり、さらに「光の結ぶ実は、あらゆる善意と正義と真実です」と教えています。私たちは今、どんな実を結んでいるのでしょうか。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2024.2.1)