-
主のことばのとおりに
エリヤを通して言われた主のことばのとおり、かめの粉は尽きず、壺の油はなくならなかった。第一列王記17章16節 [聖書]1列王記17:1-24 『みことばの光』による聖書通読は、今朝は第一列王記の19章に入り、神の預言者エリヤがただ一人で、カルメル山でバアルの預言者450人とアシェラ預言者400人と対決し、圧倒的な勝利をおさめたことが描かれています。 神の預言者にはふた通りあると言われています。一つは、イザヤのようなことばの人です。彼は預言書イザヤ書を記しました。あとは、エリヤのような行動の人です。神のことばを信じ大胆に行動し、奇蹟を行なって見せるのです。 ことばを書き残す暇もないほどに行動的なのです。その彼を表現している様子が18章46節... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち241
“ 悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるからです。”(マタイ 5:4) このみことばは、主イエスの「八福の教え」の二番目です。この世には理不尽なことが多く、傷つき落胆し、立ち上がることさえ出来なくなることがあります。それゆえに世は、悲しみから解放するためにあらゆる手段を講じて楽しむことを提供します。しかし、それらのために用いられる金銭やエネルギーは、悲しみという心から逃避する目的の現れに過ぎません。 この箇所の並行記事であるルカ6章25節には、否定文でこう記されています。「今笑っているあなたがたは哀れです。あなたがたは泣き悲しむようになるからです。」主がここで語っておられるのは、霊的な意味での悲しみです。世の価値基準とは真逆なのです... -
神を信じるということ
この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神は、天地の主ですから、手で造られた宮にお住みにはなりません。使徒17章24節 [聖書]使徒17:21-28a 本日は6月第五週の主日です。先に中村姉が信仰による恵みの証しをお話ししてくださいました。神を信じて生きるとは、どんな時にもキリストの御救いと聖書のみことばを第一に信頼して歩むことです。詩篇16篇8節のように、それが私たちに揺るがぬ平安と希望を与えてくださるのです。キリストから離れて、私たちキリスト者は何もすることができないのです。このたび、私たちは第一列王記から神から与えられた知恵と知識によって栄華を極めたソロモン王の生涯について学ばせていただきました。10章までがその興隆期... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち240
“ 栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも装っていませんでした。”(マタイ6:29) 「この花」とは、人間が栽培して育てた花ではなく、大自然の野生の花を指しています。そして、「野の花(ユリ)」がどうして育つか、よく考えなさい」と言ってソロモン王を引き合いに出すのです。野生の花には力強い生命力と美しさがあります。この度、私は津軽国定公園の荒磯に咲くニッコウキスゲやスカシユリを見て、この主のことばを実感しました。実に象牙に純金をかぶせた王座に座り、銀を石のように使ったというソロモンが、「この花の一つほどにも着飾ってはいなかった」というのです。実にソロモンの栄華はすぐに下降線をたどり、あっという間に消え失せてしまいます。BC586年にはバビ... -
神を悲しませることによって
まず神の国と神の義を求めなさい。 マタイ6章33節 [聖書]1列王11:26-43 先週水曜夜の祈祷会では、1列王記8章から、神殿奉献におけるソロモンの素晴らしい祈りを学びました。神殿建設とその信仰が民全体に大きな喜びと祝福をもたらし、さらには「地上のあらゆる民が、主こそ神であり、ほかに神はいないことを知るようになるために」(8:60)と、ダビデが果たせなかった大事業をソロモンが実現するのです。 この11章に入る前の10章は、ソロモン王の絶頂期だと言えるでしょう。アラビア半島からソロモンを謁見に来訪したシェバの女王は、ソロモンの知恵と宮殿のすべてを見て感動し、金や多く宝石を送り、イスラエルの神を讃えるのです。またソロモンは自分のために数多... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち239
「あなたは若いときの情欲を避け、きよい心で主を呼び求める人たちとともに、義と信仰と愛と平和を追い求めなさい。」(2テモテ2:22) パウロの「牧会書簡」と呼ばれる若き愛弟子テモテへ宛てた手紙です。「情欲を避けよ」とは、本来は、性的不純、暴飲暴食、賭け事など、この世の快楽を意味します。しかし、すでに神の良き働き人であったテモテには、別の意味での肉欲、「短気、論争、功名心、野心など」陥りやすい弱点があったとパウロには思われたのです。「避けなさい」とは、それらの思いから立ち去る、逃げ去ることです。そして、パウロの願いは、きよい心で真実な神の「義と信仰と愛と平和」を主にある者たちとともに「追い求めよ」と言うのです。人は心の高ぶりから争いを引き... -
荘厳の背後にある油断
こうして、ソロモン王が主の宮のためにしたすべての工事が完了した。ソロモンは父ダビデが聖別した物、すなわち、銀、金、各種の用具類を運び入れ、主の宮の宝物倉に納めた。第一列王7章51節 [聖書]1列王7:38-51 ソロモン王には、父ダビデの四十年間の統治には果たせなかった神殿建設という大事業が委ねられました。ダビデ王はウリヤの妻バテシェバとの取り返しのつかない大罪を犯すものの、預言者ナタンにその罪を指摘されたとき、「神へのいけにえは、砕かれたたましい。砕かれた、悔いし心。」と、徹底的な悔い改めをもって神の前にへりくだり、神の赦しを得たのです。ダビデの統治中は、イスラエルの内外に戦いが絶えませんでした。それゆえに神殿建設はダビデには許されなか... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち238
ダビデが自分の家に住んでいたとのことである。ダビデは預言者ナタンに言った。「見なさい。この私が杉材の家に住んでいるのに、主の契約の箱は天幕の下にある。」(第一歴代17:1) 私たちは今、『みことばの光』を通して第一列王記を通読し、ダビデの子ソロモンが荘厳な神殿を七年で建て、さらに自分のために神殿の四倍もある宮殿を十三年かけて建設したところを学んでいます。父ダビデが神に許されなかった神殿建設が息子ソロモンによって実現するのです。しかし、その背後にあるのは今朝のみことばのように、父ダビデの信仰が土台にあることを忘れてはなりません。ダビデは息子のために、有り余るほどの金、銀、銅、宝石、そして優れた職人たちを残していたのです。第一歴代誌22... -
聖霊の力を信じて
「聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」使徒の働き1章8節 [聖書]ヨエル2:18-32 本日は、主の復活から50日目、主の昇天から10日目のペンテコステの主日にあたります。主が弟子たちに語られたもう一人の助け主である聖霊が彼らの上に降るのです。ペンテコステの出来事は使徒の働きの2章に記されています。使徒たちが集まっていた所に、突然天からの激しい風が吹いて来たような響きが起こり、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまったというのです。(cf.使徒2:1-3) すると彼らは聖霊に満たされ、御霊が語らせるまま他国のいろいろ... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち237
協議によって計画は確かなものとなる。すぐれた指揮のもとに戦いを交えよ。(箴言20:18) 新改訳第3版では、次のように訳されています。「相談して計画を整え、すぐれた指揮のもとに戦いを交よ。」一言でいうなら、整えられたすぐれた戦略が勝利のために大切だということでしょう。 私たちの人生は戦いの連続です。第一はサタンの誘惑との戦いです。サタンの巧みな策略に打ち勝つためには油断大敵です。そのために大切なことは、サタンの試みに勝利し、さらには十字架の死に勝利された復活のイエス・キリストの中にとどまり、信仰による祈りとともに、主のみことばに信頼することです。第一ヨハネ5章に、「私たちの信仰、これこそ世に打ち勝った勝利です。」とあります。私たちの総...