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イエスの宣教の初めに
説教要約聖霊が鳩のような形をして、イエスの上に降って来られた。すると、天から声がした。「あなたはわたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。」ルカ3章22節 [聖書]ルカ3:1〜22 先週は、バプテスマのヨハネと主イエスの不思議な誕生と、その経緯についてお話ししました。その中で、強調したのは、「神にとって不可能なことは何もありません」ということと、マリアの「私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように」との純真で素晴らしい信仰でした。 私たちは自分を取り巻く現実とその状態から自分で結論を出してしまうことがしばしばです。しかし、全能の神が事を行うときには、いつでも奇跡がともなうことを覚えさせられるのです。 先週、愛と... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち216
アントニオいのちしかし、主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」と言われました。(2コリント12:9) 使徒パウロには、自らが「肉体のとげ」と形容するほどの厳しい病を抱えていました。トゲとは、本来、鋭く尖った木の槍を指し、それが「とげ」を意味するようになりました。彼が言う肉体のとげとは、まさに「主の十字架」のようであると言えるでしょう。彼は苦しみの中で、このとげを去らせてくださいと三度、主に願ったのです。しかし、主の答えは、「私の恵みはあなたに十分である」との冒頭のことばです。私は今、インフルエンザに罹患し、夜もうなされるほどの体調不良にあります。しかし、感謝なことに、うなされている間もみことばのブロッ... -
その通りになりますように
説教要約マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」ルカ1章38節 [聖書]ルカ1:26〜38 新年第一主日の礼拝をおささげします。青森も近年にない大雪で、お正月は身動きの取れない状態でしたが、ようやく除雪が入り、またフロ友さんが教会の周りの雪を綺麗に片付けてくださり、スッキリ爽やかな新年第一主日を迎えることができました。これも神さまの恵みと感謝しています。さて、新年早々、昨年のクリスマスに続き、マリヤの救い主誕生から学ばせていただきます。 キリスト教文化の国々の年末の挨拶は、Merry Christmas and A Happy New Yearらしいので、新しい年も救い主イエスの誕生の意味と、その目的をしっかり... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち215
アントニオいのち「何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者です。」(マタイ7:12) 新年二日目の早朝、まだ布団に入って寝ていた時間に、家の外で車が雪にハマって身動き取れないでいる様子がエンジンの回転音やタイヤの空回りの音で知らされた。窓の外を見ると大雪で、一台のタクシーがスタックして身動き取れないでいた。外は大雪で、しかも氷点下、「どうしたものか…。」と考えていたら、私の心は、冒頭のみことばに押し出され、すぐに起き上がり、厚着をしてスコップを手に外に出た。男性がもう一人外に出ていたので、二人がかりで雪を掘り起こし、車を押して、ようやく脱出させた。運転手さんは、「こんな朝早く、ほんとうにありがとうご... -
ぶれない信仰
説教要約堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさい。ご存じのように、世界中で、あなたがたの兄弟たちが同じ苦難を通ってきているのです。第一ペテロ5章9節 [聖書]ペテロ第一の手紙 5:1-11 本年最後52週目の礼拝となります。こうして、恵みの主に守られ、礼拝に集えることを心から感謝いたします。 本年度。私たちは第一ペテロ5章9節のみことばを掲げて、『ぷれない信仰』というキャッチフレーズを掲げて歩ませていただきました。振り返ってみると様々な問題が一人ひとりの上に吠えたける獅子のごとく、私たちを食い尽くそうとうごめいていたことを思います。でも、今はこうして守られ、主イエスと父なる神の御前に賛美をもって礼拝をおささげしているのです。「堅く信仰に立つ」と... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち214
アントニオいのち「大事なのは新しい創造です」 What counts is the new creation.(ガラテヤ6:15) 2024年もあと一週間を切りました。大きく揺れ動く世界情勢のただ中にあって、キリストの教会に生きる私たちは、心を合わせて神の平和を願い求めます。それは具体的には、一人でも多くの人がキリストの贖いの十字架の愛と恵みを知り、新しいいのちを持つことです。 冒頭の聖句は、「割礼を受けているかいないか」という、うわべだけの信仰が大事なのではなく、生きるいのちの存在そのものが新しく造り変えられているかどうかが重要だというのです。私が知っている一人の女性は、20年の間、精神的病に苦しみ、ご両親もそのために悶々とした生活を送っていました。ある時、お友だちに教会のクリスマ... -
救い主の誕生
説教要約ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、平和の君」と呼ばれる。イザヤ9章6節 [聖書]マタイ1:18-25 いよいよアドベントの第四週を迎え、主の御降誕を祝うクリスマスを迎えます。教会では本日一足早いクリスマス礼拝と祝会を行います。先週水曜夜の祈祷会ではミカ書5章2節を中心に、バビロン捕囚の前の堕落した南ユダに対して語られた預言者ミカの救い主誕生の預言からクリスマスの意味について学ばせていただきました。預言者ミカのことばはこうです。「ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたからわたしのためにイスラエル... -
神の奥義の管理者として
説教要約ですから、主が来られるまでは、何についても先走ってさばいてはいけません。主は、闇に隠れたことも明るみに出し、心のはかりごとも明らかにされます。そのときに、神からそれぞれの人に称賛が与えられるのです。第一コリント4章5節 [聖書]1コリント4:1〜5 コリントの教会にあった問題の一つに、「私はパウロにつく」「私はアポロに」「私はケファに」「私はキリストに」と言う分裂と争いがありました。そのことにより、教会全体の秩序が乱れ、教会の中に様々な問題や不品行が絶えませんでした。つまり、キリストが第一ではなく、互いが自分の考え方、その思いが第一優先になっていたのです。前回。私は、「教会論」を論じる前に「救済論」が大切だとお話ししまし... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち212
アントニオいのち“ 私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。”(1ヨハネ4:10) 私たちは今、アドベントの第二週を過ごしています。世界は今、前代未聞の出来事が相次いで勃発し、いつ私たちに飛び火してもおかしくない様相を呈しています。「クリスマス」、それは、神が、私たち人間の罪を贖うための「宥めのささげ物としての御子」(His Son as an atoning sacrifice for our sins.)の誕生を覚えるときです。天地万物を創造された偉大な神が、私たちを罪の滅びから救い出すために、御自身のひとり子を私たちの犠牲としてこの世に与えてくださったのです。使徒ヨハネは「それによって神の愛が私たち... -
試練の中にある幸い
説教要約兄弟たち。さばかれることがないように、互いに文句を言い合うのはやめなさい。見なさい。さばきを行う方が戸口のところに立っておられます。ヤコブ5章9節 [聖書]ヤコブの手紙:1〜11 アドベントの第二週を迎えました。かつて会堂が広く使えた時には、毎年アドベントを迎えるたびに、講壇の横にポインセチアを飾り、キャンドルに火を灯し、教会の窓にはイルミネーションを飾してクリスマスを待ち望みました。コロナ・パンデミックが起こり、めぐみ姉の召天、世の情勢が目まぐるしく変化する中で、私たちの信仰と思いも、気付かぬうちに世の動向に影響されてはいないでしょうか。 「みことばの光」の本日の通読箇所は、イザヤ書からヤコブ書5章前半になっています。これ...