説教要約– category –
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あのとき彼がいなかったら
ナバルの妻アビガイルに、若者の一人が告げて言った。「ダビデがご主人様に祝福のあいさつをするために、荒野から使者たちを遣わしたのに、ご主人様は彼らをののしりました。」第一サムエルニ5章14節 『ぶれない信仰』と年間テーマを掲げ、「堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさい」との聖句で半年を経過しました。私たちは今、試みられています。私自身の生き方が今一度厳しく問われているところです。しかし、幸いなことに、主からの慰めと励ましがあり、信仰の希望は少しも変わりません。私たちの人生には、「もし、このことがなかったら、あのことがなかったら」と、思い悩むことがよくあることです。私自身は、本日の週報の『いのちのパン』に掲載しましたが、詩篇73... -
ただ主を信じて
ただ主を恐れ、心を尽くして、誠実に主に仕えなさい。主がどれほど大いなることをあなたがたになさったかを、よく見なさい。第一サムエル12:24 先週は、私にとっていろいろなことが重なり、大変忙しい一週間でした。右耳が難聴で聞こえず、とうとう病院に行き治療を受けました。また風邪を引き、金曜日の午前中は、寝汗をかき、うなされるように寝込んでいました。こうして、とても苦しい状態の中、『ライフ・ラインのつどい』が開催されました。 ただ嬉しいことに、発汗してうなされている間中もみことばが頭の中をぐるぐると循環し、心に平安が与えられ、きっと主がすべてをご自身のみこころのままに行わせてくださるという確信が与えられていたのです。今回は第五主日で、初心者... -
私たちはひとつ
大勢いる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、一人ひとりは互いに器官なのです。ローマ12:5 先週は火曜日から東京都内で全国総会があり、三日間に渡るハードなスケジュールでの会議に参加させていただき、日本全国にある199のJECAの教会がキリストにあって一つであることを再確認させていただき、新しい歩みに新たな一歩を踏み出すことができました。本日の週報に掲げた聖句は、開会礼拝で北海道地区の菜花先生が語ってくださった主題聖句でもあります。会議に入ると一つひとつの議案に白熱した議論が展開され、ある人の質問や意見には、圧倒されるほどの記憶力と知識があり、またある人には、議案の本質を優しく温かく受け止められる能力があり、またある人には会議が... -
神とともに生きる
旅路にある間、イスラエル全家の前には、昼は主の雲が幕屋の上に、夜は雲の中に火があった。出エジプト記40:38 私たちは本年4月に入ってから出エジプト記を通読するようになり、6月4日、先週の火曜日に40章を読み終え、全体を通読することができました。先週の祈祷会では40章を開きながら、出エジプト記全体を振り返り、教えられたことを分かち合いました。私自身も、今から3500年前のイスラエル民族の出来事が、不思議と自分の事のように身近に感じられ、これらかの信仰生活の大きな指針をいただきました。それは、神から離れて不平不満で心を乱すのではなく、常に主に信頼し、みことばに聞きながら、どんなことがあっても、「神の国と神の義」を第一の優先事項として主... -
約束の地を目指して
モーセがすべての仕事を見ると、彼らは、見よ、主が命じられたとおりに行なっていた。そこでモーセは彼らを祝福した。出エジプト39章43節 いよいよ出エジプト記も明日で通読を終えます。生後三ヶ月でナイル川の葦の茂みの中に置かれた赤子のモーセは、なんとエジプトの王女に拾い育てられ、エジプトの王子としての教育を受け立派に成長するのです。そしてモーセ40歳の時に、同胞を救い出そうとするのですが、それは神の前には全く無力でした。むしろ彼は、ファラオに命を狙われ、ミデイアンの地に逃れ、イテロの羊飼いとしての40年を過ごします。モーセは、そこで神に使える救済者としての訓練を受けるのです。それは、熱心な律法学者で迫害者でもあったサウロが、世界の宣教者... -
ああ、いとも簡単に
主はモーセに言われた。「さあ、下りて行け。あなたがエジプトの地から連れ上ったあなたの民は、堕落してしまった。」出エジプト32章7節 本日の説教は、先週水曜夜の祈祷会と木曜午前の婦人会でも学ばせていただいた出エジプト記32章からです。 ここに至るまでの文脈として、神が民との契約の律法を定め、安息日を覚えて礼拝を厳守するようにと神の幕屋を作り、祭司と大祭司を定められました。こうして、神の契約を基に全イスラエルはモーセを先導者として祝福の約束の地を目指して前進するには、最高の状況が整えられたのです。しかしなんと、「にも関わらず」です。32章入ると信じられない大事件が起こるのです。それは、イスラエル最初の背教的行為で、金の子牛の偶像崇拝... -
この世では旅人
寄留者を苦しめてはならない。虐げてはならない。あなたがたもエジプトの地で寄留の民だったからですある。出エジプト22章21節 今朝は、本日の「みことばの光」の通読箇所、出エジプト記の22章から学ばせていただきます。私たちは礼拝の聖書交読で繰り返し出エジプト記20章の「十戒」を司会者と交読しています。 3節から始まる十戒の前文は2節の「わたしは、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出したあなたの神、主である」です。つまり、イスラエルは最初から神の民としての立場にあったのではなく、400年という長きに渡るエジプトの奴隷状態から神の恵みと導きによって解放され、神の民とされたことが十戒の大前提なのです。また十戒にはすべて「あなた」と二人称単... -
主を信じて前進せよ
モーセは民に言った。「恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。あなたがたは、今日見ているエジプト人をもはや永久に見ることはない。」出エジプト14章13節 本日の週報の写真は、先週の教会学校教師任命式の様子を絢葉姉が撮ってくれたものです。教師たちは正しい聖書観に立ち、自らの信仰の生き様を持って神の真実を伝える役割を牧師と共に担っています。そして心を一つにして神の民である教会を導くのです。本日の説教箇所は、昨日の通読箇所の出エジプト記のクライマックスの出来事です。心を頑なにした10パロ目(心を頑なにしたパロ王の回数)のファラオが解放したイスラエルの民をエジプトへ連れ戻そうと選り抜きの軍隊... -
復活のいのち
イエスは答えられた。「まことに、まことに、あなたに言います。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」ヨハネ3章3節 本日はイースターです。先に天に召された兄弟姉妹を偲びつつ召天者記念礼拝として行わせていただきます。先週私は、月曜からの三日間、千葉県東金市にある文枝姉のマンションで小さな特別集会を持たせていただきました。写真のお二人の他にご主人が青森県出身のご婦人もお一人集い、少人数でしたが、とても充実したプログラムを開催することができました。 5月12日は青森クリスチャンセンターでお二人の洗礼式を執り行います。 洗礼は、キリストの十字架の死と復活を信じ告白し、「罪に死にキリストにあって生きる」という第二の誕生日で... -
目を覚ましていなさい
ですから、目を覚ましていなさい。その日、その時をあなたがたは知らないのですから。マタイ25章13節 本日の箇所は、再臨の主を花婿になぞらえ、天の御国に入れる五人の娘と入れない五人娘のたとえです。今朝の週報の写真は、先週の婦人会の様子です。学びと主にある交わりの中で、みなさんが、油を満たして待つ賢い五人の娘のように写っています。本日の箇所のたとえは、24章後半の主人が帰るのを待つ忠実なしもべのたとえの続きです。これらの連続したたとえの目的は、主の再臨に際して「目を覚まして」(マタイ24:42,25:13)その時を待つという主題です。そして本日の箇所は、花嫁を迎えに来る花婿一行に、松明の明かりを灯して宴会場に向かう10人のブライドメイドのお話なの...