あなたの妻は家の奥で、たわわに実るぶどうの木のようだ。
あなたの子どもたちは、食卓を囲むとき、まるでオリーブの若木のようだ。
詩篇一二八篇三節
なんと幸いなことよ [聖書]詩篇128:1-6
今朝は、「みことばの光」の昨日の通読箇所から、詩篇128篇を取り次がせていただきます。
先週は、久しぶりに開催された全国総会に出席のために、久しぶりに東京へ行ってまいりました。
妻めぐみが天に召されてからの初めての遠出になります。
主にある同労者との交わりの中で、あらためて主にある幸いを実感させていただきました。
2020年春の新型コロナ感染爆発から三年間、世界情勢もまたロシアによる侵略戦争によって、あらゆる方面へ大きな影響をもたらしています。
なんと言っても、家庭をズタズタに引き裂く悲惨な戦争は、当事者双方に深い悲しみをもたらしてしまいます。
今、こうした世にあって、先にキリスト信仰に導かれた私たちは、主が弟子たちに仰せられた「地の塩、世の光」として、世の腐敗を防ぐ塩、また闇を照らす光としての使命を果たさなければなりません。
つまり何が幸いなのかを自らの生き様を通して証しするのです。
本日の主題聖句のように、夫婦家族が幸いを得るために最も大切な事は、「主を恐れ、主の道を歩む」ということであり、また主が弟子たちに教えられたように「神の国と神の義を第一に」して生きることなのです。
1.第一のものをまず第一に
本日の主題聖句は、主にある家庭の幸いが描かれています。
その幸いの根底にあるのは、「都上りの歌」との表題のように、神である主を礼拝するために時を聖別して、礼拝の場所であるシオン(エルサレム)へ赴くことなのです。
それは、「神の国と神の義を第一」にする信仰者の生き方を示しています。
2.主にあって一つであること
先週、都内で対面開催された全国総会で、「私たちは主にあって一つ」であることを再確認させていただきました。
まさに「たわわに実るぶどうの木」のように、日本全国の諸教会がキリストに繋がって同じ福音の実を結び歩ませていただいているのです。
この私たちの恵みの土台こそ、「主を恐れ、主の道を歩む」ことにほかならないのです。
3.あなたの子らの子をみよ
この詩篇は「イスラエルの上に平和があるように」と結んでいます。
イスラエルとはアブラハムの孫、ヤコブの子孫です。
また主に対する信仰から出た私たちも神の民イスラエルの子と言えるでしょう。
その子孫が、神を恐れ、神を礼拝して生きる土台をしっかりと据えるときに、「たわわに実るぶどうの木&オリーブの若木のよう」な祝福が、神が臨在するシオンから与えられるのです。