説教要約– category –
-
終末の世にあって2 [聖書]マタイ24:27-36
説教要約天地は消え去ります。しかし、わたしのことばは決して消え去ることがありません。マタイ二四章三五節 終末の世にあって2 [聖書]マタイ24:27-36 ロシアのウクライナ軍事侵攻は、欧米諸国をも巻き込み、長期戦の様相を呈しています。 また不穏な動きを見せている北朝鮮も核弾頭ミサイルの開発に力を入れ、世界全体が戦争のために莫大な軍事費を投入し、世界の平和ではなく、世界の破滅へと向かっていることが、神のことばである聖書から覚えさせられています。 昨日の通読箇所は、詩篇121篇の「私の助けは主から来る」で有名な都上りの歌でした。 世が如何なる状況になろうとも、私たちキリスト者には主の助けがあります。 そして、私たちの交わりの中にこそ神の平和がある... -
福音の恵みによって [聖書]1テサロニケ5:9〜18
説教要約いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことにおいて感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。第一テサロニケ 五章十五節〜十八節 福音の恵みによって [聖書]1テサロニケ5:9〜18 本日は教会暦でイースターです。 今朝の礼拝では、先に天に召された兄弟姉妹を偲びつつ、記念礼拝とさせていただいております。 昨年の受難週にめぐみ姉が天に召され、ちょうど一周忌を迎えました。 あすなろ福音教会の教会員として天に召された方は、姉妹六名を数えます。 その他に、キリスト者として天に召された兄弟姉妹をも私たちは覚えさせていただいております。 主は、「わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死ん... -
御手の助けによって [聖書]詩篇119:169-176
説教要約あなたの御手が私の助けとなりますように。まことに、私はあなたの戒めを選びました。詩篇一一九篇一七三節 御手の助けによって [聖書]詩篇119:169-176 教会暦では、本日から受難週に入ります。 昨年と比べると二週間ほど遅れて17日にイースターを迎えます。 めぐみ姉は、昨年の受難週の受難日の朝に天に召されました。 私にとって、昨年の受難週とイースターは、これまでになく意味深いものとなりました。 「キリストと共に十字架に死に、キリストと共に生きる」(ガラ2:19-20)ことを、妻の死によって現実的に知ることができたからです。 神のことばは真実であり、永遠のいのちを保証するものであることを私たちは信じています。 先週末まで通読していた詩篇119篇のヘブル語... -
主に従うことの幸い [聖書]詩篇119:33-40
説教要約私にあなたの仰せの道を踏み行かせてください。私はその道を喜んでいますから。詩篇一一九篇三五節 主に従うことの幸い [聖書]詩篇119:33-40 昨年のイースターは4月4日でした。 その前週は受難週で、妻めぐみが受難日である4月2日の朝8時17分に夫の私が見守る中、天に召されました。 昨日は、その一周忌を迎え、家族で生前のお母さんを偲び、神さまの恵みを覚えさせていただきました。 めぐみの信仰の生涯を一言で証言するなら、「いつも喜んで主に仕え、教会に仕えた生涯だった」と言えると思います。 また、本当に主に愛されていた姉妹だったと思います。 私はこのところ、「みことばの光」を用いての聖書通読から、一つのテーマに導かれています。 それは、「キリスト... -
神を愛するとは 【聖書】1ヨハネ5章3-4
説教要約神を愛するとは、神の命令を守ることです。その命令は重荷とはなりません。なぜなら、神によって生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。(新政訳第三版)第一ヨハネ五章三節〜 神を愛するとは 【聖書】1ヨハネ5章3-4 昨年の今頃、入院中のめぐみ姉は、死の縁をさまよう重篤な状況にありました。 ちょうど受難週に入った時期です。 先週、そんな天国のめぐみを覚えながら、「愛すること、愛されること」について思い巡らしていました。 私をとことん愛してくれた妻が先に天国に行き、夫の私がまだ地上に生きている。 私が今生きているのは、私を愛してくれた妻の愛に免じて、主が私をあわれみ寛容を示してくださっているのは間違... -
メシアの戴冠 [聖書]ゼカリヤ6:9-15
説教要約彼にこう言え。『万軍の主はこう言われる。見よ、一人の人を。その名は若枝。彼は自分のいるところから芽を出し、主の神殿を立てる。彼が主の神殿を建て、彼が威光を帯び、王座に就いて支配する。』ゼカリヤ六章二十二節〜 メシアの戴冠 [聖書]ゼカリヤ6:9-15 先週、私がウクライナ情勢を憂いつつ黙想しているとき、詩篇12篇8節のダビデの賛歌が心に留まりました。 「人の子の間で、卑しいことがあがめられているときには、悪しき者がいたるところで横行します」との聖句です。 77年前の1945年、ナチスドイツの独裁者ヒトラーが自ら命を絶ち終戦を迎えます。 それは日本がアメリカに敗戦し、無条件降伏した年でもあります。 今世界は、ロシアの独裁者の手による悲... -
信仰は行いで証しされる [聖書]ヤコブ2:14-26
説教要約あなたが見ているとおり、信仰がその行いとともに働き、信仰は行いによって完成されました。ヤコブ二章二十二節 信仰は行いで証しされる [聖書]ヤコブ2:14-26 「向きを変えて出発せよ」との新年度の指針が与えられ、「神こそが、私たちの敵を踏みつけてくださいます」と、その出発の根拠となる詩篇108篇13節を携えて、新しい年を歩ませていただいて三ヶ月目に入りました。 年度の4分の1ですから、前半の半分をすでに歩んでいるのです。 私自身は、新たな思いで幸先の良いスタートを切ったと思っていましたが、まさかのコロナ陽性で、娘の愛と共々、人生これで終わりかと思うような目に遭いました。 しかし、私はそれで、世界の脅威となっている感染症を、身をもって知ること... -
主にあって勝利を [聖書]申命記33:27-29
説教要約幸いなイスラエルよ、だれがあなたのような、主に救われた民であろうか、主はあなたを助ける盾、あなたの勝利の剣。敵はあなたに屈し、あなたは彼らの背を踏みつける。申命記三三章二九節 主にあって勝利を [聖書]申命記33:27-29 このたび、2月14日の夕方に牧師の私に発熱症状が出て、二日目の朝には、血圧が二百を超えて、脳疾患を引き起こす寸前まで容体が悪化したのです。結局PCR検査の結果、陽性と判明し、十日間の自宅療養となりました。 また、食事や身の回りの世話をしてくれた長女の愛も感染して十日間の自宅療養となり、次女のまことは、陰性ではあったものの濃厚接触者として自宅待機となり、同居の家族三人が半月ほど、新型コロナと闘っていたのです。 私も... -
人生の完走目指して [聖書]2テモテ4:1-8
説教要約神にあって私たちは力ある働きをします。神こそが、私たちの敵を踏みつけてくださいます。詩篇一0八篇十三節 人生の完走目指して [聖書]2テモテ4:1-8 「私たちの齢は七十年。健やかであっても八十年。そのほとんどは、労苦と災いです。」(詩篇90:10) これは、〜神の人モーセの祈り〜と表題のある詩篇の一節です。 私は、この3月に誕生日を迎えて69歳になります。 幼少期には病弱でいつ死んでもおかしくなかった少年が初老となり、人生後半をキリストとともに走り続けています。 思いもよらなかった新型コロナに罹患し、発症して二日間は、高熱の他、血圧が二百を超え、死ぬほどの目に遭いました。 幸い、背後の祈りの力で、三日目から回復し、人生最後のコースに戻し... -
ともにおられる神 [聖書]詩篇108篇13節
説教要約神にあって私たちは力ある働きをします。神こそが、私たちの敵を踏みつけてくださいます。詩篇一0八篇十三節 ともにおられる神 [聖書]詩篇108篇13節 「主にあって」あるいは、「キリストにあって」ということばは、私たちの信仰そのものです。 使徒パウロが「私にとっては、生きることはキリスト、死ぬことも益です。」(ピリピ1:21)とその信仰を告白するように、主がともにおられるなら、すべてが神の栄光に包まれるのです。 現在、私たちは申命記を通読しています。 先週の祈祷会では、まさにダビデの詩篇108篇を思わせるような場面を申命記20章1節から4節までに読み取ることができました。 ここには、圧倒的な力を持つ敵の前にあっても、主がともにおられるゆえに敵...