説教要約– category –
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御霊による新生【聖書】ヨハネ3:1-16
説教要約イエスは応えられた。「まことに、まことに、あなたに言います。人は、水と御霊によって生まれなければ、神の国に入ることはできません。」マタイ三章五節 御霊による新生【聖書】ヨハネ3:1-16 写真は、先日の全国総会で紹介された新任教職者たちの一コマです。 顔ぶれを拝見するに、おそらく三十代から五十代までの新任教師だと思います。 初老の私にも、世代交代を実感したひと時でした。 しかし、不思議と心の中には平安と満足感があり、私の内側はますます新しさが満ち溢れていることを感じさせていただきました。 これもまたキリストの恵みであることを覚えます。 次週の礼拝では、Mさんが洗礼を受け、主の教会の一員として加えられます。 キリストを信じて洗礼を受けるそ... -
なんと幸いなことよ [聖書] 詩篇128:1-6
説教要約あなたの妻は家の奥で、たわわに実るぶどうの木のようだ。あなたの子どもたちは、食卓を囲むとき、まるでオリーブの若木のようだ。詩篇一二八篇三節 なんと幸いなことよ [聖書]詩篇128:1-6 今朝は、「みことばの光」の昨日の通読箇所から、詩篇128篇を取り次がせていただきます。 先週は、久しぶりに開催された全国総会に出席のために、久しぶりに東京へ行ってまいりました。 妻めぐみが天に召されてからの初めての遠出になります。 主にある同労者との交わりの中で、あらためて主にある幸いを実感させていただきました。 2020年春の新型コロナ感染爆発から三年間、世界情勢もまたロシアによる侵略戦争によって、あらゆる方面へ大きな影響をもたらしています。 なん... -
最高の愛に包まれて【聖書】雅歌2:3-10
説教要約私の愛する方は、私に語りかけて言われます。「わが愛する者、私の美しい人よ。さあ立って、出ておいで。」雅歌二章十節 最高の愛に包まれて【聖書】雅歌2:3-10 「みことばの光」による聖書通読は、先週月曜日から『雅歌』に入りました。 「雅歌」の表題は漢訳聖書によるもので、ヘブルでは、「もろもろの歌の中の唯一の歌」とされています。 第一列王記4章32節には、「ソロモンは三千の箴言を語り、彼の歌は千五首もあった」と記されています。 つまり、この「歌の中の歌」とは、ソロモンの歌の中から厳選したものということです。 この書のテーマは愛です。 男女の像熱的な深い愛が、さまざまな表現で歌われ、やがては結婚へと導かれている様子が描かれています。 教会で会衆... -
恵みのどんでん返し【聖書】ネヘミヤ9:23-31
説教要約しかし、あなたはその大いなるあわれみにより、彼らを滅ぼし尽くすことをせず、お見捨てになりませんでした。あなたは、情け深く、あわれみ深い神です。ネヘミヤ九章三一節 恵みのどんでん返し【聖書】ネヘミヤ9:23-31 先週の水曜日夜の聖書研究祈祷会では、ネヘミヤ記9章から「しかしがしかし」というタイトルでレジメを作成し、イスラエルの民の歴史とそこに働く神のあわれみと恵み(ヘセド)について学ばせていただきました。 天地万物を創造され、完璧に整えられた神の被造世界にアダムの子孫である人の子らを住まわせた恵みの神は、アブラハムを信仰の父として選び、アブラハムの子孫から神の民とされるイスラエル人が起こりました。 このネヘミヤ記9章には、神の天地創造から... -
勝利の主に栄光と喜びが【聖書】ネヘミヤ8:1-12
説教要約「今日は、私たちの主にとって聖なる日である。悲しんではならない。主を喜ぶことは、あなたがたの力です。」ネヘミヤ八章十節 勝利の主に栄光と喜びが【聖書】ネヘミヤ8:1-12 あなたは勝利の喜びを体験したことがありますか。 スポーツの世界では、必ず勝敗が着きますので、勝者と敗者のコントラストは一目瞭然です。 けれども、勝負の世界の喜びはほんの束の間で、それは、あっという間に過去の栄光になってしまいます。 世界の歴史に見る帝国の王たちも、その王座に就くのはほんの束の間で、目まぐるしく新たな覇者が現れては消えていくのです。 そんな私たちが生きる世界の中で、唯一絶対の主権者であり、決して朽ちることのない王の王、主の主であられる救い主イエス・キ... -
聖霊による変革 [聖書] 使徒2:1-21
説教要約そこで、ペテロは彼らに言った。「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。」 使徒二章三十八節 聖霊による変革 [聖書] 使徒2:1-21 本日はペンテコステの主日です。 主の復活から50日目に、主が約束された聖霊が、ペテロをはじめとする弟子たちの上に臨み、エルサレムを中心に世界宣教が始まった記念の日です。 2章21節には、「しかし、主の御名を呼び求める者は、みな救われる」とございます。 老若男女、世界のすべての人が「主の御名を呼び求めるなら、みな救われる」というのです。 これこそ、聖霊による福音宣教の御業です。 このペンテコステですが、復活の... -
幸せになるために [聖書]IIコリント5:17
説教要約あなたこそ、私の主。私の幸いは、あなたのほかにはありません。 詩篇十六篇二節 幸せになるために [聖書]IIコリント5:17 本日は、みなさんとご一緒に、イエス・キリストによって与えられた神の恵みについて確認し、いのちあるものの幸せについて学んでまいります。 本日の週報には、先週の礼拝の写真を載せています。 ワンコのまさるも一緒にいます。 人間が大好きで、自分が生きていることをいつも喜んでいます。 それは、家族や接する皆様から、豊かな愛情を注がれているからなのです。 まだ生後七ヶ月のワンコでさえ、そうだとするなら、人間なら、どれだけ幸いな人生を送ることができるでしょう。 「いつも喜び、絶えず祈り、全ての事について感謝」できる生活... -
主が事を行う時に [聖書]エズラ記1:1-11
説教要約ペルシアの王キュロスの第一年に、エレミヤによって告げられた主のことばが成就するために、主はペルシアの王キュロスの霊を奮い立たせた。 エズラ記一章一節 主が事を行う時に [聖書]エズラ記1:1-11 「わたしが事を行えば、だれがそれを戻せるだろうか」(イザヤ43:13)とのみことばに、この世における主の絶対的ご主権を覚えさせられます。 先週配信した「いのちのパン」にも記しましたが、「人の思いを超えた主のご計画」が時にかなって実現することに、私たちの主は、「そういうことは必ず起こります」(マタイ24:6)と、終末の予兆として起こるべき事柄についても、キリスト御自身のご主権について教えておられます。 今、私たちが通読している旧約聖書を新約の光を当てて... -
この時のために [聖書]エステル4:1-17
説教要約「あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、このような時のためかもしれない。」 エステル四章十四節 この時のために[聖書]エステル4:1-17 クセルクセス1世(前486-465)のペルシャ帝国において、その支配下にあるユダヤ人が絶滅の危機に陥るという事件がこの書の中心です。 王が出した詔勅には、「一日のうちに、若い者も年寄りも、子どもも女も、すべてのユダヤ人を根絶やしにし、殺害し、滅ぼし、彼らの家財をかすめ奪え」(3:13)と記されていたのです。 この重大事件の原因は、今日の世界でも同じように見られる権力者の支配欲と傲慢な心です。 この出来事の歴史的文脈は、ユダヤ民族のごく一部は、クロス王の第一次帰還によってエルサレム神殿の再建に関わって... -
終末の世にあって3 [聖書]哀歌3:19-33
説教要約実に、私たちは滅び失せなかった。主のあわれみが尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。あなたの真実は偉大です。哀歌三章二二節 終末の世にあって3 [聖書]哀歌3:19-33 ウクライナ・マリオポリの製鉄所の地下シェルターに今なお多くの民間人が避難し劣悪な状況に置かれています。 プーチン大統領がロシア軍に「ハエ一匹通らないようにせよ」と指示を出したことが報道されています。 まさに兵糧攻めです。戦争とは、人殺しによる悲惨と破滅で、行き着くところは自滅であることに気づいていないのです。 これが人間の愚かさであり、キリストの贖いを必要とする大きな罪なのです。 昨日土曜日まで通読していた哀歌は、南ユダ王国の滅亡とその惨劇を「ああ…」(1:1,2:1,4:...