「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」(ヨハネ14:1)
今の世は、心騒ぐ事で溢れかえっています。すべての事が他人事では済まされない身近な事として押し迫っているのです。「災禍、病気、争い、生活、家族の事」など、真面目に考えれば考えるほど、心配事でいっぱいになります。イエスさまが弟子たちに、「あなた方は心を騒がせるな」<Don’t let your hearts be troubled!>と仰せられた時代も、今の世と状況がよく似ています。主が言われた次のことば、「神を信じ、またわたしを信ぜよ」が人間にとって最も大切なのです。すなわち、主が十字架の死と復活によって、私たちを罪の滅びから贖い、永遠のいのちへと導き入れてくださった神の恵みを信じることによって、心配が平安に変わり、恐れが溢れる希望へと変えられるのです。「思い煩うな。神の国と神の義をまず第一に求めなさい」(マタイ6:33)もこれと同じ意味なのです。
*「アントニオ」とは、ラテン語で大変貴重なものという意味 (2022.8.11)