“私は、あなたのさとしの道を、どんな宝よりも、楽しんでいます。私は、あなたのおきてを喜びとし、あなたのことばを忘れません。”(詩篇119:14,16)
この詩篇は1篇で176節もある聖書中最長で、ヘブル語のアルファベット22文字から連なり、8行ずつ同じ頭文字から始まります。それらは、ほとんど神のことばを「おきて、ことば、あかし、さばき、さとし、悟り、戒め、仰せ、定め、道」のいずれかのことばで綴られているのです。この14節の「あなたのさとしの道」は、ヘブル文字の2番目の「ベース」から始まっています。詩人は、自らが苦難と窮乏の中にあるのにも関わらず、「あなたのさとしの道をどんな宝よりも楽しみ喜んでいる」と心の底から歌っているのです。それは、万物の創造者である偉大な神に愛され、守られているという確信に基づいた最高の喜びの表現です。まさにこの詩篇は、ダイヤモンドの輝きの先端のようで、『ダビデの宝庫』と形容されるに相応しいみことばなのです。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2024.1.18)