神にあって私たちは力ある働きをします。
神こそが、私たちの敵を踏みつけてくださいます。
詩篇一0八篇十三節
主による勝利を期待して [聖書]詩篇108篇13節
昨年の一月から「アントニオいのち」を毎週一度配信するようになり、現在も続いています。
一年分をフォトブックにして製本するため、PCの写真データをチェックしていたら、本日の週報に掲載している写真が見つかりました。
また、2016年の写真には、詩篇108篇13節を主題聖句に、「主による勝利を期待して」と年間主題が掲げられていることがわかりました。
それは教会の宣教40周年の節目の年でした。
先週まで、私たちは申命記前半を通読し、イスラエルの民が荒野の40年を経て、いよいよ向きを変えて約束の地へ、その一歩を踏み出すという文脈を学んでいました。
先代たちが担った過去の歩みを振り返り、神がモーセを通して示された約束とそのことばを再確認して向きを変えて出発するのです。
私たちも過去の歩みを振り返り、主のみおしえを再確認するためには、新年度に与えられた主題と聖句は、最適なものだったと確信しております。
昨年、めぐみが天に召されて、私自身はすでに信仰の勝利を確信していますが、私たち教会全体として、主による勝利を期待して、本年の歩みを進めて参りたいと心から願っております。
1.向きを変えて出発せよ
聖書において40という数字は、40日40夜とか、40年という期間で、ノア、モーセ、イスラエルの民、キリストの荒野の試み、主の顕現などで用いられています。
それは、ある意味では完了を示し、大きな区切りを示す期間です。
先週、申命記から教えられたように、私たちも主の導きを信じて、向きを変えて出発する時ではないでしょうか。
2.敵は強すぎたのか。
私たちの歩みには常に課題が伴います。
それが大きな障壁となり、踏み止まる原因になるのです。
出エジプト後、主は民の12部族から一人ずつ、12人の斥候をカナンの地へ派遣しました。
カレブとヨシュア以外の十人は、カナンの住人が大きく強く、街は堅固で自分たちはバッタのように見えたと嘆くのです。
それが荒野の40年の発端です。
3.神が私たちの敵を打ち砕く
神の似姿である人間の敵とは、外敵よりも自らの内側にあることが分かります。
アダムの場合も、アブラハムもイスラエルの民も、みな自らの中に神に背く敵が存在していたのです。
この罪の解決を見ないままの歩みが荒野の40年です。
キリストとともに十字架に死にキリストとともに生きることによって、私たちは勝利の歩みへと向かうのです。