神にあって、私たちは力ある働きをします。
神こそが私たちの敵を踏みつけてくださいます。
詩篇一0八篇十三節
キリストにあって [聖書]詩篇108篇
2022年の新しい年を迎えました。
今朝は、新年礼拝として、「みことばの光」の通読箇所から、みことばを取り次がせていただきます。
本日の主題聖句は、詩篇108篇13節の前半のことば、「神にあって、私たちは力ある働きをします。」英訳ですと、「神と共に私たちは勝利を得る」といえるでしょうか。
私たちキリスト者は、キリストにあって一つのからだとせられ、聖なる公同の教会、神の家族であり、全世界の教会は、主にあって一つなのです。
5節に、「神よ、あなたが天で、あなたの栄光が全地であがめられるように」と、マタイ6:9の主の祈りに通じることばがございます。
この世、つまり全世界の主権者は神であることが、私たちキリスト者の大前提です。
そして詩人は、地上の現実と自らの経験を覚えながら、その信仰を告白するのです。
「神よ。私の心は揺るぎません」(v.1)と。
新しい年、私たちは心身ともにキリストにあってきよめられ、主の御約束を信じて、具体的な行動をもって前進したいと願います。
私自身は、これから先の分も考えて、主にあって全力投球することを決意して臨む所存でおります。
1.優先順位を大切に
本日の詩篇は文脈的には、捕囚からの帰還を感謝すると共に、周囲の敵からの助けを主に求めているのです。
「あなたの愛する者たち」とは、イスラエルの民を指し、現代に適用すれば、主の教会です。
イスラエルに対する災禍は、彼らの背信が原因でした。
彼らが悔い改めて主に立ち返るとき、神は彼らの祝福を元通りにされるのです。
したがって、神の民の第一は、神とともに神を第一に歩むことなのです。
2.恵みとまことを感謝しつつ
私自身、昨年は妻の召天で、寂しさの中にありましたが、同時にこれまでの主の恵みを振り返る良き機会ともなりました。
「機会を十分に活かしなさい」とは、まさに私に対するテーマでした。
そして、妻が歩んだ信仰の生涯を、これからは、主にあって二人分の信仰を働かせて歩む決意したのです。
3.キリストにあってこそ勝利が
ヨハネ第一5:4に、「私たちの信仰、これこそ世に打ち勝った勝利です」とございます。
イスラエルを取り巻く敵の脅威の中で、民は主の右の手の守りによって、支えられ、「力ある働き」(勝利)へと導かれるのです。
世が如何にあろうとも、私たちはキリストあってのみ勝利の栄冠を獲得できるのです。