「あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。」(ルツ記 1:16b)
このことばは、夫を失い未亡人となったルツが、モアブの地で姑のナオミに語ったものです。姉のナオミもまた夫を失い、さらに二人の息子をも失い、残されたのは二人の息子がモアブで髪った嫁たちでした。そんな悲しみの中で、ナオミが自分の土地、ユダのベツレへムに帰ろうとした時、兄嫁のルツが姑にすがって言ったこのことばは、まさに神への信仰告白なのです。
エレミヤ30:22に、「あなたがたは私の民となり、わたしはあなたがたの神となる。」と主のことばが記されています。これは、ルツの信仰に報いるような神の祝福のことばです。さらにエレミヤ書ではこう続きます。「そのとき、若い女は踊って楽しみ、若い男も年寄りも、ともに楽しむ。わたしは彼らの悲しみを喜びに変え、彼らの愛いを慰め、楽しませる。」(エレミヤ 31:13) ルツが姑のナオミに従ったことで、ボアズと結ばれ、二人は救い主の祖先となるのです。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2023.9.7)
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