「まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みが私を追って来るでしょう。私はいつまでも主の家に住まいます。」(詩篇23:6)
この詩篇23篇を英国の名説教家スポルジョンは、「天国を歌ったダビデの牧歌」であり、「まさしく詩篇の真珠である」と表現しています。特に冒頭に掲げた最後の6節、「私はいつまでも主の家に住まいます」は、天国における永遠の住まいを表しています。この地上で、主の 「いつくしみ(トーブ/goodness)と恵み(ヘセド/love)」が、背中を押すようについて来る(goodness and love will follow me)というのですから、なんという信仰の確信でしょう。今から21年前、私の母が天に召される時、私は母の枕元で、暗唱していたこの詩篇23篇を声に出し、母の最期を看取りました。かつて道に迷っていた愚かな羊である私を、主は母の涙の祈りに応えて探し出し、救いに導いてくださいました。キリストこそ我が良き羊飼いであり、私はその牧場の羊なのです。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2023.11.9)
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