Pastor Macky 69 の『いのちのパン』
アントニオいのち 89
愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。
(1コリント 13:4)
この聖句は、使徒パウロによって記され、「愛の章」として多くの人に知られています。
ある牧師が、「愛」という主語を、「私」、つまり自分の名前に置き換えて朗読し、自己吟味してみるとよいでしょうと教えてくれました。
それで、自分の胸に手を当てて、「私(昌利)は寛容です。私は親切です。」と声に出してみると、「ああ、全部この教えの反対だ…」と自分に幻滅させられるのです。
でも、この真実な愛の性質は、私たちの救い主イエス・キリスト御自身のご性質であり、父なる神御自身のお姿なのです。
かつて使徒パウロは、泣く子も黙る迫害者でした。そのパウロが、「主が、まず私に対してこの上ない寛容を示してくださいました」(1テモテ 1:16)と言うのです。
神が寛容をもって愛してくださったゆえに、愚かな私も、キリストの愛に包まれて存在しているのです。
*「アントニオ」とは、ラテン語で大変貴重なものという意味 (2022.7.28)