「あなたは、私の苦しみのときにゆとりを与えてくださいました。」(詩篇4:1)
新改訳2017では、「追いつめられたとき、あなたは私を解き放ってくださいました。」と訳され、完了形で記されています。この「ダビデの賛歌」の4章1節の前後には、神に対する叫びと祈りがあります。つまり、敵に追い詰められ、危機的状況の中で、神に向かって祈り求め、解放されて平安を得たというのです。私たちの危機的状況にも、物理的、精神的なものが多々あります。経済的な心配、人間関係による思い煩いなど、やり場のない状況に追い詰められることがあります。このようなときに、キリスト者は、救い主イエス・キリストの御名により、義なる神に向かって具体的助けを祈り求めることができるのです。私自身も、今に至るまで多くの危機的苦難に直面しました。しかし主は、このダビデの賛歌のように、私の祈りに答えてくださり、苦しみから解放して平安を与えてくださるのです。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2024.4.25)
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