「野菜を食べて愛し合うのは、肥えた牛を食べて憎み合うのにまさる。」(箴言15:16)
この聖句の前節に、「わずかな物を持って主を恐れることは、豊かな財宝を持って混乱するよりも良い」(v.15)とあります。日本は豊かな国だと思われがちですが、実のところ貧困ライン以下の生活困窮者が6人に1人の2000万人が存在するとのデーターがあるのです。物価が高騰し、生活に大きく影響が出始めている昨今です。しかし、問題の本質は、私たちの心の中にあることを覚えるのです。「政治と金」の問題にはうんざりさせられますが、聖書には「野菜を食べて愛し合う」こと、「わずかな物を持って主を恐れる」ことが、私たち神によって生かされている人間の「よりまさること」であり、「良いこと」であると教えています。豊かさに満足していると人間は、それが当たり前となり、自己中心になり他の人を顧みれなくなるのです。助け合って共に生きる生活こそが、私たち人間本来の幸せであり、豊かな社会と言えるのではないでしょうか。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2024.9.5)
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