そこで、ペテロは彼らに言った。
「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。
そうすれば、賜物として聖霊を受けます。」
使徒二章三十八節
聖霊による変革 [聖書] 使徒2:1-21
本日はペンテコステの主日です。
主の復活から50日目に、主が約束された聖霊が、ペテロをはじめとする弟子たちの上に臨み、エルサレムを中心に世界宣教が始まった記念の日です。
2章21節には、「しかし、主の御名を呼び求める者は、みな救われる」とございます。
老若男女、世界のすべての人が「主の御名を呼び求めるなら、みな救われる」というのです。
これこそ、聖霊による福音宣教の御業です。
このペンテコステですが、復活の主は、40日に渡って、ご自分が生きていることを使徒たちに示され、神の国のことを語っておられました。(使1:3)
そして、「聖霊があなたがたの上に臨とき」(1:8)と語り、天に上げられたのです。
40日間、主と共にあって励まされ、整えられた弟子たちに、主の昇天から10日後に約束の聖霊が臨まれたことに、深い感動を覚えます。主の約束は真実です。
私たちキリスト者には、この神の御霊である聖霊が共に住んでおられます。
また聖霊は、私たちが御国を受け継ぐことの保証です。(エペソ1:14)
それゆえに、私たちは、日々新しくされ、主の似姿に変えられるという、聖霊による変革という大きな恵みを受けているのです。
1.主の名によって集まる所に
このペンテコステの出来事の前に、主の励ましと導きがあったことを覚えます。
使徒1章14節と15節をご覧ください。
彼らは「いつも心を一つにして祈っていた」とあり、「そのころ、百二十人ほどの人々が一つになって集まっていた」とあります。
こうして、ユダの代わりに弟子の一人を祈りの中で補充するのです。
共に集い、祈ることは、主の御業を行う上でとても大切なことです。
2.聖霊による力によって
この2章の初めにも「皆が同じ場所に集まっていた」とあります。
心を一つに共に集い、主の約束を待ち望むことは重要です。
2節に「すると天から」とあります。
主から降った約束の聖霊は、人々を驚かすためではなく、旧約の預言者が語った約束が実現したことの証です。
御子を信じるすべての人に与えられる恵みの賜物としての聖霊です。
3.聖霊による変革
2章の38節をご覧ください。
ここに「罪を赦していただくために、悔い改めて、イエスの名によってパブテスマを」とあります。
十字架に死にキリストによって新しく生まれることで、主の聖霊が与えられるのです。
そして私たちが聖霊に導かれて生きるなら、喜んで主の御業のために生きるようになるのです。