説教要約– category –
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心の目が開かれて
説教要約あなたがたの心の目がはっきりと見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒たちが受け継ぐものがどれほど栄光に富んだものかを、知ることができますように。エペソ書1章18節 [聖書]エペソ1:17〜19 第二コリント5章17節のみことばにあるように、私たちはキリストにあって新しく造られた者であり、「古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなった」のです。つまり、キリストによる新生によって、新しいいのちが与えられ、神の恵みによる徹底的な新しい視点(見よ、すべてが)が与えられたことを意味するのです。 『こいのにあ三人写真展』は、本日が最終日です。私たちは、この被造世界をキリスト者としての視点で捉え、神の恵みを証... -
アブサロムの謀反
説教要約「人が見るようには見ないからだ。人はうわべを見るが、主は心を見る。」第1サムエル16章7節 [聖書]2サムエル15:1-10 本章に登場する中心人物のアブサロムは、ダビデの三男で、政略結婚で妻としたゲシュルの王タルマイの娘マアカから生まれた子です。すでに、ダビデの大罪については、先週お話しし、彼の罪のゆえに後々、その咎を負うようになることを預言者ナタンによって告げられていました。このアブサロムは、ダビデの長男アムノンが妹のタマルを陵辱したことに恨みを持ち、父ダビデを騙し、義理の兄を殺してしまうことが13章に記されています。なんと兄弟で陵辱、殺人が行われたのです。こうした中で、アブサロムは徐々に力を掌握し、民にへつらい、民の心を盗み、父... -
ダビデの大罪に学ぶ
説教要約ナタンはダビデに言った。「あなたがその男です。」第二サムエル12章7節 まずは、箴言の16章2節を心に留めましょう。「人には自分の行いがみな純粋に見える。しかし、主は人の霊の値打ちを量られる」とあります。私たち人間は、気付かぬうちに自分のことを棚に上げて、人の失敗や弱さを中傷し、自分の正しさを主張する傾向があります。目が自分の内側に向いている人は幸いです。それはまさに心の貧しい者は幸いです」と仰せられた主の祝福です。昨日の通読箇所の11章からは、ダビデの大失敗と大罪が如実に記されています。『みことばの光』の執筆者は、「姦淫、偽り、欺き、殺人教唆、略奪など、坂道を転がり落ちるように周囲を巻き込んだ大罪を犯した」と記しています。それは... -
主を知るということ
説教要約ダビデは、主が自分をイスラエルの王として堅く立たせて、主の民イスラエルのために、自分の王国を高めてくださったことを知った。第二サムエル5章12節 [聖書]2サムエル5:1-12 先週、私は説教協力で勝利兄と一緒に仙台の泉パークタウン教会に行ってまいりました。写真は教会の中心メンバーで、これに2倍くらいの人たちと、ZOOMで6名の方々が礼拝に参加され、祝福された礼拝となりました。「教会」それは、キリストのからだであり、各部分がつなぎ合わされて一つとされています。イスラエルの民が神にあって一つであるように、キリスト者は、イエス・キリストにあって一つです。本日は、このことを覚え、教会に与えられた使命を再確認し、私たちが今為すべきことを教えていた... -
神を信じて生きるとは
説教要約聖書はこう言っています。「この方に信頼する者は、だれも失望させられることがない。」ローマ10章11節 聖書箇所/第一サムエル31章1節〜13節 本日は第一サムエルの最後の章から、主に油を注がれて王になったサウルと、主に愛された息子のヨナタンと二人の兄弟たち、サウル王一家の悲惨な最期から考え学ばせていただきます。虚しく響く記事(節)の一つひとつに、このサムエル記全体に登場する一人ひとりの言動とその結末の集大成のようなものを覚えさせられ、彼らが登場する場面場面で、私ならどうしていただろうかと考えさせられます。つまり、神に信頼して行動するその信仰とはどんなことなのかということです。 1.登場人物のその信仰によって これまでも繰り返し確認しま... -
あのとき彼がいなかったら
説教要約ナバルの妻アビガイルに、若者の一人が告げて言った。「ダビデがご主人様に祝福のあいさつをするために、荒野から使者たちを遣わしたのに、ご主人様は彼らをののしりました。」第一サムエルニ5章14節 『ぶれない信仰』と年間テーマを掲げ、「堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさい」との聖句で半年を経過しました。私たちは今、試みられています。私自身の生き方が今一度厳しく問われているところです。しかし、幸いなことに、主からの慰めと励ましがあり、信仰の希望は少しも変わりません。私たちの人生には、「もし、このことがなかったら、あのことがなかったら」と、思い悩むことがよくあることです。私自身は、本日の週報の『いのちのパン』に掲載しましたが、詩篇73... -
ただ主を信じて
説教要約ただ主を恐れ、心を尽くして、誠実に主に仕えなさい。主がどれほど大いなることをあなたがたになさったかを、よく見なさい。第一サムエル12:24 先週は、私にとっていろいろなことが重なり、大変忙しい一週間でした。右耳が難聴で聞こえず、とうとう病院に行き治療を受けました。また風邪を引き、金曜日の午前中は、寝汗をかき、うなされるように寝込んでいました。こうして、とても苦しい状態の中、『ライフ・ラインのつどい』が開催されました。 ただ嬉しいことに、発汗してうなされている間中もみことばが頭の中をぐるぐると循環し、心に平安が与えられ、きっと主がすべてをご自身のみこころのままに行わせてくださるという確信が与えられていたのです。今回は第五主日で、初心者... -
私たちはひとつ
説教要約大勢いる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、一人ひとりは互いに器官なのです。ローマ12:5 先週は火曜日から東京都内で全国総会があり、三日間に渡るハードなスケジュールでの会議に参加させていただき、日本全国にある199のJECAの教会がキリストにあって一つであることを再確認させていただき、新しい歩みに新たな一歩を踏み出すことができました。本日の週報に掲げた聖句は、開会礼拝で北海道地区の菜花先生が語ってくださった主題聖句でもあります。会議に入ると一つひとつの議案に白熱した議論が展開され、ある人の質問や意見には、圧倒されるほどの記憶力と知識があり、またある人には、議案の本質を優しく温かく受け止められる能力があり、またある人には会議が... -
神とともに生きる
説教要約旅路にある間、イスラエル全家の前には、昼は主の雲が幕屋の上に、夜は雲の中に火があった。出エジプト記40:38 私たちは本年4月に入ってから出エジプト記を通読するようになり、6月4日、先週の火曜日に40章を読み終え、全体を通読することができました。先週の祈祷会では40章を開きながら、出エジプト記全体を振り返り、教えられたことを分かち合いました。私自身も、今から3500年前のイスラエル民族の出来事が、不思議と自分の事のように身近に感じられ、これらかの信仰生活の大きな指針をいただきました。それは、神から離れて不平不満で心を乱すのではなく、常に主に信頼し、みことばに聞きながら、どんなことがあっても、「神の国と神の義」を第一の優先事項として主... -
約束の地を目指して
説教要約モーセがすべての仕事を見ると、彼らは、見よ、主が命じられたとおりに行なっていた。そこでモーセは彼らを祝福した。出エジプト39章43節 いよいよ出エジプト記も明日で通読を終えます。生後三ヶ月でナイル川の葦の茂みの中に置かれた赤子のモーセは、なんとエジプトの王女に拾い育てられ、エジプトの王子としての教育を受け立派に成長するのです。そしてモーセ40歳の時に、同胞を救い出そうとするのですが、それは神の前には全く無力でした。むしろ彼は、ファラオに命を狙われ、ミデイアンの地に逃れ、イテロの羊飼いとしての40年を過ごします。モーセは、そこで神に使える救済者としての訓練を受けるのです。それは、熱心な律法学者で迫害者でもあったサウロが、世界の宣教者...