説教要約– category –
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倍増する力と喜び
一人なら打ち負かされても、二人なら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。伝道者4章12節 [聖書]伝道者4:7〜12 私たちは今、伝道者の書を通読し、賢者ソロモンの人生経験から、神なき人生の空しさと神を信頼する者の恵みと力についての教訓を学ばせていただいております。先週も水曜夜の聖書研究祈祷会において伝道者の書3章から学び、ともに近況と祈りの課題を分かち合い、『祈りの手帳』を通して、兄弟姉妹のために祈り合うことが出来ました。使徒パウロは、「喜ぶ者とともに喜び、泣く者とともに泣きなさい」(ローマ12:15)とキリスト者の生き様を奨励しています。私たち教会の一人ひとりは、一つのキリストのからだを形成し、一人ひとりがそのからだの... -
あふれる主の恵みによって
私たちの主の恵みは、キリスト・イエスにある信仰と愛とともに満ちあふれました。第1テモテ1章14節 [聖書]第1テモテ1:12-20 みなさんとは半月ぶりの再会となります。私たちの夏季休暇の間、二週に渡って『賛美&証し礼拝』を行なっていただきました。私たちは、初回は北上聖書バプテスト教会(保主バプテスト)の教会で礼拝を守り、先週は小湊キリスト教会(同盟教団)で礼拝を守らせていただきました。二週間に渡る車での旅で1800キロを走行しました。背後の祈りにも支えられて、私たちの思いを超えた主の導きがあり、120%の恵みと祝福を味合わせていただきました。 特に優子さんのご親戚とご両親との交わりは神の愛に包まれて、喜びにあふれる時間でした。愛もまこと... -
主の尽きないあわれみ
主は、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約のゆえに、彼らを恵み、あわれみ、顧みて、彼らを滅ぼし尽くすことは望まず、今日まで、御顔を背けて彼らを捨てることはなさらなかった。第2列王13章23節 [聖書] II列王記13:14〜23 本日の箇所は、エフーの孫ヨアシュが12代目の王であった紀元前800年頃の出来事です。日本なら縄文時代晩期にあたり、まだ国家がなく、小規模な集落が各地に点在していたと言う時代です。指導者はいましたが、イスラエルのような国を統率し導くような王はなく、祭祀や経験に優れた人物がその役割を果たしていたと伝えられています。 先週、私たちはお盆の時を、私たちの存在のルーツである親やご先祖のことを思いながら過ごしました。私たちが、今こうし... -
神の計画と絶対的主権
これから後もわたしは神だ。わたしの手から救い出せる者はない。わたしが事を行えば、だれがそれを戻せるだろうか。イザヤ43章13節 [聖書] II列王記9:1-13 私が特定の方々に配信している先週金曜日の「今朝のみことば」に、イザヤ43章13節の聖句を引用して、今私たちが通読しているⅡ列王記の解説をさせていただきました。それは、人知を超えた神の計画とその働きに、神の絶対的主権を私たちは知ることができるということです。神に背き、偶像に浸るイスラエルの王たちに、再三、エリシャは悔い改めて神に立ち返るべきことを伝え、神の怒りとそのさばきを告げるのですが、彼らはいっこうに耳を傾けようとはせず、結局のところ、エリシャのことば通り、神のさばきに触れ、自ら... -
預言者の信仰と権威
こうして、彼らがなお進みながら話していると、なんと、火の戦車と火の馬が現れ、この二人の間を分け隔てて、エリヤは竜巻に乗って天へ上って行った。第二列王記2章11節 [聖書] II列王記2:1-25 『みことばの光』による聖書通読は、ホセア書から第二列王記に移りました。 私たちは、先月の12日まで第一列王記を学び、預言者エリヤの行動的、かつ大胆な信仰から、「行いによる信仰」、つまり実践神学を学びました。それは、私たちの年間主題である『自らを献げる信仰』に通じるものです。 先週水曜夜の祈祷会では、ホセア最後の14章から、神の怒りと審判は常に愛に基づく民との契約関係にあることを学ばせていただきました。そして、教会の宣教も、私たちの信仰生活も、そ... -
背信の民への愛
あなたは、あなたの神に立ち返り、誠実と公正を守り、絶えずあなたの神を待ち望め。ホセア12章6節 [聖書]ホセア書11:1〜12 連日猛暑が続いています。先週は北海道の北見で39度を観測しました。 地球温暖化による異常気象は、社会現象としても様々な影響を与えています。「アーバンベア」の出没もその一つです。また世界中で戦争が勃発し、先進国においては経済戦争が行われているのです。一方、その陰では、貧困と飢餓によって多くの尊い命が失われているのです。今私たちが通読して学んでいるホセア書は、現代の私たちキリスト者と教会に対して語られているメッセージとして耳を傾けるべきです。神の民イスラエルが、偉大な神の愛と恵みを忘れ、カナンの偶像バアルに身を売り... -
主の愛とあわれみのゆえに
その後で、イスラエルの子らは帰って来て、自分たちの神である主と、自分たちの王ダビデを尋ね求める。そして終わりの日には、主とその素晴らしさにおののく。ホセア書3章5節 [聖書]ホセア書3:1〜5 ホセアは、イスラエルのアッシリヤ捕囚直前の危機的時代の預言者です。 「涙の預言者」と言われたエレミヤが南ユダのために涙を流したように、ホセアは北王国イスラエルのために涙にむせぶ預言者です。当時のイスラエルは堕落の極みに達しており、もはや神の審判を免れ得ない状況にありました。 私が毎朝、特定の方々に配信している先週木曜朝の「今朝のみことば」で、この書の概観を次のように説明しています。ホセア1章の書き出しで、主はいきなりイスラエルの預言者ホセアに姦... -
苦難の時にこそ
あなたはモーセとアロンの手によって ご自分の民を 羊の群れのように導かれました。詩篇77篇20節 [聖書]詩篇 77:1-20 『みことばの光』による聖書通読は、第一列王記を終え、詩篇77篇に移りました。第一列王16章からアハブ王が登場し、最後の22章に至るまで、彼の22年間の様子が描かれていました。 シドンの王の娘を妻とし、イスラエルにバアル信仰を持ち込み、民を神から引き離し、バアルとまことの神と対決を平気で容認し戦わせるアハブ王には、狡猾で強引な面と性格的には幼児的で稚拙な面があることを聖書は記しています。彼がアラムの王ベン・ハダドと一戦を交える20章では、アハブの名前が消え、「イスラエルの王は」と記されています。こうしたアハブ王に関する七... -
主のことばのとおりに
エリヤを通して言われた主のことばのとおり、かめの粉は尽きず、壺の油はなくならなかった。第一列王記17章16節 [聖書]1列王記17:1-24 『みことばの光』による聖書通読は、今朝は第一列王記の19章に入り、神の預言者エリヤがただ一人で、カルメル山でバアルの預言者450人とアシェラ預言者400人と対決し、圧倒的な勝利をおさめたことが描かれています。 神の預言者にはふた通りあると言われています。一つは、イザヤのようなことばの人です。彼は預言書イザヤ書を記しました。あとは、エリヤのような行動の人です。神のことばを信じ大胆に行動し、奇蹟を行なって見せるのです。 ことばを書き残す暇もないほどに行動的なのです。その彼を表現している様子が18章46節... -
神を悲しませることによって
まず神の国と神の義を求めなさい。 マタイ6章33節 [聖書]1列王11:26-43 先週水曜夜の祈祷会では、1列王記8章から、神殿奉献におけるソロモンの素晴らしい祈りを学びました。神殿建設とその信仰が民全体に大きな喜びと祝福をもたらし、さらには「地上のあらゆる民が、主こそ神であり、ほかに神はいないことを知るようになるために」(8:60)と、ダビデが果たせなかった大事業をソロモンが実現するのです。 この11章に入る前の10章は、ソロモン王の絶頂期だと言えるでしょう。アラビア半島からソロモンを謁見に来訪したシェバの女王は、ソロモンの知恵と宮殿のすべてを見て感動し、金や多く宝石を送り、イスラエルの神を讃えるのです。またソロモンは自分のために数多...