わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。だから、わたしは人をあなたの代わりにし、国民をあなたのいのちの代わりにする。イザヤ43章4節
[聖書]イザヤ43:1-7
私にとって2025年のクリスマスは、良くも悪くもかつて経験したことのない特別なものでした。悪いといえば、私の弱さ足りなさからくる「身から出たサビ」のようなものでした。しかし、それさえも私たちの主なる神さまは、プラスに変えてくださる恵みのお方であることを実感させていただきました。先週のクリスマスイブには、井垣牧師の青森教会の聖夜礼拝にお招きをいただき、メッセージのご奉仕をさせていただきました。 不思議な気持ちでメッセージを語り終えてから、ゴスペルシンガーの横山大輔氏ご夫妻の賛美をお聴きし、あすなろとは違ったクリスマスを味わうことができました。このクリスマスに朗読された聖書箇所、語られたメッセージ、また賛美された内容のすべてに、私たちに対する神の愛が第一に示されており、またそのレスポンスとして、愛の神を誉め讃える私たちの喜びがあるのです。教会の本質は、『ここに愛がある』です。それは、この世を救うために御子を送ってくださった神の愛であり、私たち罪人のために十字架にかかり贖いを成し遂げてくださったキリストの愛です。本年の締めくくりとして、聖書が教える神の愛についてお話しいたします。
1.主の愛とあわれみを知れ
不信仰な民イスラエルに、神は預言者イザヤを通して「恐れるな。わたしがあなたを贖ったからだ」というのです。「恐れるな」と命じられる神は、万物の創造者であり、イスラエルを神のものとして創造されたお方です。その偉大なお方が「あなたの名を呼んだ。あなたは、わたしのもの」と仰せられるのです。それは今、キリストを通して私たちにも同じように語られているのです。
2.神の民がどうして不信仰に?
イザヤの生涯は強大なアッシリヤ帝国の脅威下にありました。BC701年には、エルサレムを除く、ユダ全土が占領されていました。私たちは神を信じていると言っていたアハズ王はアッシリヤに貢物を納めていたのです。神を恐れず、周囲の出来事を恐れ、神から離れるというのが私たち人間の姿です。
3.ともにおられる神(v.3)
3節の「わたしはあなたの神」とは、まさにインマヌエルの主です。「たとえ火の中水の中」と言葉があります。2節はまさに出エジプト、ヨルダン川横断、「火の中」とは、様々な災難、苦難を象徴しています。神は、イスラエルを救い出すために、大きな代価を払って買い戻すほどに、私たちを愛しておられることを覚えましょう。


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