エリヤを通して言われた主のことばのとおり、かめの粉は尽きず、壺の油はなくならなかった。第一列王記17章16節
[聖書]1列王記17:1-24
『みことばの光』による聖書通読は、今朝は第一列王記の19章に入り、神の預言者エリヤがただ一人で、カルメル山でバアルの預言者450人とアシェラ預言者400人と対決し、圧倒的な勝利をおさめたことが描かれています。
神の預言者にはふた通りあると言われています。一つは、イザヤのようなことばの人です。彼は預言書イザヤ書を記しました。あとは、エリヤのような行動の人です。神のことばを信じ大胆に行動し、奇蹟を行なって見せるのです。
ことばを書き残す暇もないほどに行動的なのです。その彼を表現している様子が18章46節に記されています。1)
その主のことばに直ちに反応し、行動するのがエリヤの一番の特徴です。
このエリヤがイスラエルの王で、最悪のアハブとその妻イゼベルに面と向かって対峙するのです。本日の箇所は、彼がエリヤの祈りによって起こった干ばつと飢饉の中で、彼がカラスに養われ、シドンのツアレファテの貧しいやもめに彼女が持っていたわずかなパンによって養われ、彼女もまた、彼のことばに聞き従ったその信仰によって、「かめの粉は尽きず、壺の油はなくならなかった」という奇跡を体験するのです。
1.主のことばどおりに
イスラエル初代の王サウルが王から退けられるようになった原因は、アマレクを聖絶せず、神のことばに背いたからです。(cf.サムエル1ch.15)その時、預言者サムエルは彼にこう言います。
「見よ。聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる。」 今学んでいるエリヤは、御声に聞き従い即座に行動する点で、際立っている預言者なのです。
2.聞き従うということ
預言者の中でもエリヤは際立って行動的な人であると言いました。それは主の兄弟ヤコブが「みことばを実行する人になりなさい」(ヤコブ1:22)と言われたことを思います。本日の17章には、「主のことばがあった」という聖句と掛け合いのように、「ことばのとおりにした」というイザヤの行動と、やもめの行動があったことが記されています。
3.主のことばの真実を知る
貧しいやもめは。エリヤが語る主のことばに聞き従い飢饉の中で、食べて生き続けるという奇跡を体験し、彼女の息子が病気で亡くなるという出来事の中でもエリヤは神に祈り、息子が生き返るという奇跡を見るのです。そして女は「あなたの口にある主のことばが真実でことを知った」と告白するのです。
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