“ 栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも装っていませんでした。”(マタイ6:29)
「この花」とは、人間が栽培して育てた花ではなく、大自然の野生の花を指しています。そして、「野の花(ユリ)」がどうして育つか、よく考えなさい」と言ってソロモン王を引き合いに出すのです。野生の花には力強い生命力と美しさがあります。この度、私は津軽国定公園の荒磯に咲くニッコウキスゲやスカシユリを見て、この主のことばを実感しました。実に象牙に純金をかぶせた王座に座り、銀を石のように使ったというソロモンが、「この花の一つほどにも着飾ってはいなかった」というのです。実にソロモンの栄華はすぐに下降線をたどり、あっという間に消え失せてしまいます。BC586年にはバビロニア帝国によって神殿も王宮も焼かれて跡形も無くなり、ソロモンの王国は消滅してしまうのです。つまり神がこの花を見事なまでに咲かせておられるのです。私たちキリスト者にとって最も大切なことは、神を第一に信頼して生きることなのです。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2025.6.26)
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