「あなたは若いときの情欲を避け、きよい心で主を呼び求める人たちとともに、義と信仰と愛と平和を追い求めなさい。」(2テモテ2:22)
パウロの「牧会書簡」と呼ばれる若き愛弟子テモテへ宛てた手紙です。
「情欲を避けよ」とは、本来は、性的不純、暴飲暴食、賭け事など、この世の快楽を意味します。しかし、すでに神の良き働き人であったテモテには、別の意味での肉欲、「短気、論争、功名心、野心など」陥りやすい弱点があったとパウロには思われたのです。「避けなさい」とは、それらの思いから立ち去る、逃げ去ることです。そして、パウロの願いは、きよい心で真実な神の「義と信仰と愛と平和」を主にある者たちとともに「追い求めよ」と言うのです。人は心の高ぶりから争いを引き起こしてしまいます。それが拡大すると戦争にまで発展するのです。争いは平和とは真逆です。そこから派生するのは、破壊、殺戮、悲惨でしかありません。今こそ私たちは、キリストの愛によって、平和を追い求めようではありませんか。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2025.6.19)
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