悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい。(ローマ12:21)
私は勝負にこだわるボクサーでした。アマとプロで試合をし、勝ちも負けも経験しました。相手を打ち負かして勝利したときの喜びは、それまでの減量苦や受けたパンチの傷などは勲章にように思えたくらいです。そんな私がある日、絶望のどん底に陥ったときに、聖書のみことばに触れ、キリストの十字架の愛を知り、信仰によってまことの勝利を知ったのです。「私たちの信仰、これこそ世に打ち勝った勝利です。」(ヨハネ5:4)私は今、このみことばを実感しています。パウロはこの素晴らしい恵みのゆえに「あなたがたを迫害する者たちを祝福しなさい。祝福すべきであって、呪ってはいけません」(v.14)と注意を促しています。私たちは信仰のゆえに様々な苦難を通らなければならないことがあります。理不尽だと思われることにも遭遇します。しかし、私たちの信仰の土台はキリストの愛です。この愛こそが私たちの勝利の原動力なのです。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2025.5.15)
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