わたしが主である。ほかにはいない。わたしのほかには神はいない。(イザヤ45:5)
本年の受難週5日目を迎えました。私たち人類の罪をその身に背負い、ひとり黙々と十字架の道を歩まれた神の御子イエス・キリストの苦難を覚えます。次週の主日はイースターを迎え、私たちは復活の主を讃えます。主を「私はあの人を知らない」と三度否んだ弟子のペテロは、後に聖霊に満たされ、捕えられたユダヤ議会の中央に立って、「この方以外には、だれによっても救いはありません」と、天地万物を創造された神の絶対的主権が、このキリストにあることを大胆に語りました。
冒頭の聖句でも、預言者イザヤが、「わたしは光を造り出し、闇を創造し、平和をつくり、わざわいを創造する。わたしは主、これらすべてを行う者」(イザヤ45:7)と、神の存在とその絶対的主権を人々に告げました。人は、権力を持って闘争し、神の被造世界を破壊し、尊い命さえも奪うのです。しかし、まことの権力は神にあり、神の御手の中にあるのです。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2025.4.17)
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