2024年– date –
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ぶれない信仰
堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさい。ご存じのように、世界中で、あなたがたの兄弟たちが同じ苦難を通ってきているのです。第一ペテロ5章9節 [聖書]ペテロ第一の手紙 5:1-11 本年最後52週目の礼拝となります。こうして、恵みの主に守られ、礼拝に集えることを心から感謝いたします。 本年度。私たちは第一ペテロ5章9節のみことばを掲げて、『ぷれない信仰』というキャッチフレーズを掲げて歩ませていただきました。振り返ってみると様々な問題が一人ひとりの上に吠えたける獅子のごとく、私たちを食い尽くそうとうごめいていたことを思います。でも、今はこうして守られ、主イエスと父なる神の御前に賛美をもって礼拝をおささげしているのです。「堅く信仰に立つ」と... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち214
「大事なのは新しい創造です」 What counts is the new creation.(ガラテヤ6:15) 2024年もあと一週間を切りました。大きく揺れ動く世界情勢のただ中にあって、キリストの教会に生きる私たちは、心を合わせて神の平和を願い求めます。それは具体的には、一人でも多くの人がキリストの贖いの十字架の愛と恵みを知り、新しいいのちを持つことです。 冒頭の聖句は、「割礼を受けているかいないか」という、うわべだけの信仰が大事なのではなく、生きるいのちの存在そのものが新しく造り変えられているかどうかが重要だというのです。私が知っている一人の女性は、20年の間、精神的病に苦しみ、ご両親もそのために悶々とした生活を送っていました。ある時、お友だちに教会のクリスマ... -
救い主の誕生
ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、平和の君」と呼ばれる。イザヤ9章6節 [聖書]マタイ1:18-25 いよいよアドベントの第四週を迎え、主の御降誕を祝うクリスマスを迎えます。教会では本日一足早いクリスマス礼拝と祝会を行います。先週水曜夜の祈祷会ではミカ書5章2節を中心に、バビロン捕囚の前の堕落した南ユダに対して語られた預言者ミカの救い主誕生の預言からクリスマスの意味について学ばせていただきました。預言者ミカのことばはこうです。「ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたからわたしのためにイスラエル... -
神の奥義の管理者として
ですから、主が来られるまでは、何についても先走ってさばいてはいけません。主は、闇に隠れたことも明るみに出し、心のはかりごとも明らかにされます。そのときに、神からそれぞれの人に称賛が与えられるのです。第一コリント4章5節 [聖書]1コリント4:1〜5 コリントの教会にあった問題の一つに、「私はパウロにつく」「私はアポロに」「私はケファに」「私はキリストに」と言う分裂と争いがありました。そのことにより、教会全体の秩序が乱れ、教会の中に様々な問題や不品行が絶えませんでした。つまり、キリストが第一ではなく、互いが自分の考え方、その思いが第一優先になっていたのです。前回。私は、「教会論」を論じる前に「救済論」が大切だとお話ししまし... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち212
“ 私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。”(1ヨハネ4:10) 私たちは今、アドベントの第二週を過ごしています。世界は今、前代未聞の出来事が相次いで勃発し、いつ私たちに飛び火してもおかしくない様相を呈しています。「クリスマス」、それは、神が、私たち人間の罪を贖うための「宥めのささげ物としての御子」(His Son as an atoning sacrifice for our sins.)の誕生を覚えるときです。天地万物を創造された偉大な神が、私たちを罪の滅びから救い出すために、御自身のひとり子を私たちの犠牲としてこの世に与えてくださったのです。使徒ヨハネは「それによって神の愛が私たち... -
試練の中にある幸い
兄弟たち。さばかれることがないように、互いに文句を言い合うのはやめなさい。見なさい。さばきを行う方が戸口のところに立っておられます。ヤコブ5章9節 [聖書]ヤコブの手紙:1〜11 アドベントの第二週を迎えました。かつて会堂が広く使えた時には、毎年アドベントを迎えるたびに、講壇の横にポインセチアを飾り、キャンドルに火を灯し、教会の窓にはイルミネーションを飾してクリスマスを待ち望みました。コロナ・パンデミックが起こり、めぐみ姉の召天、世の情勢が目まぐるしく変化する中で、私たちの信仰と思いも、気付かぬうちに世の動向に影響されてはいないでしょうか。 「みことばの光」の本日の通読箇所は、イザヤ書からヤコブ書5章前半になっています。これ... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち211
“心の一新によって自分を変えなさい。” Be transformed by the renewing of your mind. (ローマ12:2) 私たちは今、2024年のクリスマスを迎えようとしています。クリスマスは、天地万物を創造された唯一絶対の偉大なる神が、私たちを罪の滅びから救うために御子イエスをこの世に与えてくださった恵みのときです。聖書は、「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(IIコリント5:17)と教えています。自分を自分の力で変えることはできませんが、神が御子イエス・キリストの十字架の死と復活の大きな愛と恵みによって、私たちに新しいいのちの希望を与えてくださるのです。これが「新しい心」(Th... -
救い主の誕生を前に
いと高くあがめられ、永遠の住まいに住み、その名が聖である方が、こう仰せられる。わたしは聖なる所に住み、砕かれた人、へりくだる人とともに住む。イザヤ57章15節 [聖書]イザヤ57:11-16 私たちは今、「みことばの光」を通してイザヤ書を通読しています。不信仰な神の民に対する神のさばきが語られ、人に頼るのではなく、絶対的主権者である神にのみ信頼すべきことを告げ、差し迫る脅威に立ち向かうように繰り返し告げられるのですが、結局は神の怒りに触れ、国が滅亡してしまうのです。これだけはっきりした歴史的前例があるのにも関わらず、私たちは、自分の事でさえ、神さまに委ねることができずに、思い煩いや心配に心が支配され、神を後回しにすることがなんと多いこと... -
◯ Pastor Macky 72の『いのちのパン』アントニオいのち210
主を求めよ。お会いできる間に。呼び求めよ。近くにおられるうちに。(イザヤ55:6) 今、私たちの周りは心騒ぐことで溢れています。何が真実なのかを見極めることさえ難しくなっています。ふと気が付けば、自分も偽りの中にどっぷり浸って、その中でもがき苦しんでいるのです。冒頭の聖句は、預言者イザヤがバビロン捕囚(BC586)という南ユダの危機的状況の中で、目を覚まして神に立ち返るようにと叫んだことばです。 新約聖書のヤコブの手紙でも「神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいてくださいます。」(4:8)とあります。預言者のことばはこう続きます。「主に帰れ。そうすれば主はあわれんでくださる。私たちの神に帰れ。豊かに赦してくださるから。」(v.7)... -
真実な信仰を抱いて
実に彼らは聖なる都の出だと自称し、その名が万軍の主であるイスラエルの神に寄りかかっている。イザヤ48章2節 [聖書]イザヤ48:1-16 世界は今、キリストの再臨に向かって大きく揺れ動いています。ロシアとウクライナ、イスラエルとガザ・ハマスとの戦争も鎮まるどころか、ますます過激さを増しています。愛は平和を築き、人々に平安と喜びを享受しますが、戦争は憎しみ破壊、滅亡をもたらす最悪のシナリオであることをどうして人間は受けとめることができないのでしょう。それは自分が正しいという主張を言い張ることから始まっているのです。本日の箇所は、先週の水曜夜、祈祷会で分かち合った箇所です。ここで目に付くのは「彼らは聖なる都の出だと自称し」(v.2)です。これ...