すべてのことには定まった時期があり、天の下のすべての営みに時がある。伝道者3章1節
[聖書]伝道者3章1節-8節
本日からいよいよ2025年のアドベント(待降節)の第一週に入ります。
今年もいろいろありましたが、神さまの最大の恵みを覚えるクリスマスを迎えようとしています。クリスマスは、「神は私たちと共におられる」(マタイ1:23)と訳される『インマヌエル』のイエス・キリストの誕生を記念するお祝いの日です。 私たちは本年、旧約聖書の歴史書、預言書、知恵文学から神の民イスラエルと神との関係から、彼らの不信仰という事実を自分の信仰が問われるように重い気持ちで学びました。北イスラエルのアッシリヤによる滅び、南ユダ王国のバビロン捕囚とエルサレム崩壊、さらには、バビロンによるエジプトやパレスチナ近隣諸国に対する徹底的な神のさばきとその惨状を学びました。そして最後には、そのバビロンがペルシャによって滅ぼされ、イスラエルと諸国の回復がエレミヤによって語られるのです。これらの事を思い巡らすときに、一つひとつの出来事に、創造の神の絶対的主権、「天の下には、すべての事に時がある」という伝道者3章を覚えるのです。それは、私たちが神の前に如何にあるか、如何に生きるかにかかっているということです。
1.神の定めた季節と時を覚えて
この書の3章1節では、天の下のすべての事には季節があり、すべての働きには時があると教えています。
それらは偶然ではなく、神によって定められたタイミングで起こることが示唆されています。喜びも悲しみも、誕生も死もすべて神の計画の中にあると伝道者は名言するのです。
2.人の人生&変化と回復
1節から8節までには、28種類の「時」が対照的に挙げられています。
人の誕生から死までは多種多様な変化、経験、選択、行動が伴うというのです。私たちの教会の『祈りの手帳』でも、子どもたちの成長と高校・大学受験のため祈っています。その後、大人として社会の一員として自立して行くのです。それはみな、神の摂理の中にあるというのです。
3.神の恵みよる回復の時
今通読しているエレミヤ書に適用するなら、3節から8節までの「時」の情景が思い浮かびます。神が混乱と戦いを容認され、また和解と平和もまた神が与える時があるというのです。エレミヤ書後半の章に、神のさばきと当時に「回復」が語られています。それは今、私たちには、キリストによって明らかに示されているのです。


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