善を求めよ。悪を求めるな。そうすれば、あなたがたは生き、あなたがたが言うように、万軍の神、主が、ともにいてくださる。アモス5章14節
先週私は、旭川めぐみ教会の聖書講演会で『聖書が語る神の愛』というテーマで講演をさせていただき、聖霊に押し出されてメッセージを取り継がせていただきました。新しい方々が10名、その他に教会メンバーのご家族が集われ、祝福された講演会となりました。このような働きと祝福は背後の祈りがあればこそで、感謝でいっぱいです。先週から私たちはアモス書の通読に入っています。アッシリヤ捕囚のおよそ30年前、BC750年頃に南ユダの羊飼いであり、農夫でもあった預言者アモスによって語られた北イスラエルのさばきに関する預言のことばです。ヤロブアムII世による繁栄の時代に、イスラエルは高ぶり、特に上流階級の人々は神に背き、貧しい者たちを顧みず、偶像に染まっていたのです。そのような中で、アモスはこの預言を書き記し、彼らに悔い改め神に立ち返るように提示するのです。この書は詩文形式で記されており、特に本日の箇所では哀歌(悲しみの歌)として、イスラエルのさばきについて記されています。現状を顧みて、悔い改めて神に立ち返る信仰こそ、神が最も喜ばれ、回復と祝福への道であることを覚えたいと思います。
1.周囲の状況からさとしを得る
この書の冒頭ではイスラエルの近隣諸国へのさばきが預言されています。2章ではユダとイスラエルに対しても「三つの背き、四つの背きのゆえに」とあり、神に背く多くの罪を指摘しています。人には、自分の罪を棚に置いて他人の失敗を蔑む性質があります。近隣諸国へのさばきを通してさとる心を神は求めておられるのです。
2.神の警告に耳を傾けよ
本日の5章はイスラエルに対する哀歌です。2〜3節には、出征した一割だけが残ると記されています。 主の戒めを守らないなら、さらなる悲惨が起こることが7-8節に記されています。ここでは、そうならないように「主を求めて生きよ」とアモスが神に立ち返るように促しているのです。
3.主を求めて生きよ
「神の国と神の義を第一に」とのみことばと共通する聖句が14節です。
「善を求めよ」です。「そうするなら、あなたがたは生き、主がともにいてくださる」というのです。ソロモン王もまた晩年、自分の生涯を振り返り次のように歌いました。「あなたの若い日にあなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに」と。主を求め主とともにある幸いを覚えましょう。
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