主のことばは必ず成る

わたしは、この地の上にわたしが語ったすべてのことばを実現させる。それは、エレミヤが万国について預言したことで、この書に記されているすべての事柄である。エレミヤ25:13

[聖書]エレミヤ書25:1-14
  2025年というこの一年も、あと二ヶ月ほどで終わろうとしています。私にとっては試練の年でもありましたが、新しい歩みへの転換の年ともなりました。
 先週、写真家の先生から八甲田の紅葉は、今が最高とのお知らせを受け、今週の週報作成のために撮影に行ってまいりました。今年は寒暖の差が激しかったこともあり、絶景の紅葉を写真に収めることができました。こうして大自然の恵みに触れる時、私のような小さな者を愛して生かしてくださる偉大な神に、感謝と賛美をささげずにはおられません。私たちの信仰は、「聖書は誤りなき神のことばであり、信仰と生活の唯一、絶対の規範です」という、いわば第二テモテ3章16節に根拠があります。人の考えや理解によって解釈が変わるといったものではありません。
 本日の箇所は、エレミヤを通して語られた神のことばが歴史や国、世界の文明を超えて、一つも違うことがないことが明確に示されています。この章に記されているこれから起ころうとしている年代や具体的な記述は、まさに「この地の上にわたしが語ったすべてのことばを実現させる」(v.11)という私たちへのメッセージであることを覚えます。

1.これまでを振り返って(v.1-3)
 この25章は冒頭の聖句にあるように、ユダの王ヨシヤの子エホヤキムの第四年、バビロンの王ネブカデネザルの元年にエレミヤにあった神のことばです。3節にあるように、エレミヤは23年間、絶えず、しきりに神に立ち返るように語りかけたのに、ユダの民は耳を傾けようとしなかったというのです。

2.自らわざわいを招く民(v.4-11)
 旧約の「罪」(ハター)の原意は、「的外れ、正道を逸脱すること」です。つまり神を知っているその民が、神の道から外れて生きることです。それが偶像崇拝に直結するのを教えているのです。
私は大丈夫と言って、神のことばに聞き従わないことこそ、神のさばきに触れる大きな罪であることを覚えるのです。

3.バビロンと諸国へのさばき(v.12〜)
 「主によって語られたことが必ず実現すると信じた人は、幸いです。」は、マリヤの親戚エリサベツのことばで、主の母となるマリヤの信仰でした。本日の主題聖句は、有史以来、神のことばは真実であり、預言者を通して語られて来た通りであることを示しています。
 捕囚から70年後、ユダの民はペルシャのクロス王によってエルサレムに帰還します。これから私たちに起こることも聖書はしっかりと教えているのです。

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あすなろ福音キリスト教会 牧師

日本福音キリスト教会連合(JECA)
あすなろ福音キリスト教会 牧師
青森県十和田市生まれ
近畿大学商経学部卒&聖書宣教会(神学本科卒)

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