ぶれない信仰

堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさいご存じのように、世界中で、あなたがたの兄弟たちが同じ苦難を通ってきているのです。第一ペテロ5章9節

[聖書]ペテロ第一の手紙 5:1-11   
 本年最後52週目の礼拝となります。
こうして、恵みの主に守られ、礼拝に集えることを心から感謝いたします。
 本年度。私たちは第一ペテロ5章9節のみことばを掲げて、『ぷれない信仰』というキャッチフレーズを掲げて歩ませていただきました。振り返ってみると様々な問題が一人ひとりの上に吠えたける獅子のごとく、私たちを食い尽くそうとうごめいていたことを思います。でも、今はこうして守られ、主イエスと父なる神の御前に賛美をもって礼拝をおささげしているのです。「堅く信仰に立つ」とはどのようなことなのかを、私たちは様々な経験を通して聖書のみことばによって学ばせていただきました。第二テモテに、「聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です」(3:16)とあります。ぶれない信仰とは、神のみことばに絶対的信頼をおいて立つことです。本日は、本年最後の主日礼拝として、この一年の主の恵みを数えながら、新しい年に向けて、キリストにある信仰の希望について心を合わせて感謝し、祈り願う礼拝でありたいと心から願います。みなさんの上に主の恵みと祝福が豊かに注がれますように。

1.主にある幸いの大原則
 私たちは礼拝の交読文でマタイ5章の「八福の教え」を多く用いています。
最初と最後に、「天の御国はその人たちのもの」とあるのに気付かされます。最初は、「心の貧しい者」、最後は、「義のために迫害されている者です。弱さの中にあっても、たとえ苦難の中にあっても、主に寄り頼むなら、そこに信仰の勝利があるのです。

2.謙遜を身に着けよ(v.5)
 アンドリューマレーの著書『謙遜』に、「人の高慢こそキリストの贖いを必要とする最も大きな罪である」とあります。
 謙遜こそが神に喜ばれる性質であり、そのような者に神は恵みを注いでくださると5-6節は教えています。私たちは傷つきやすく弱い者です。そのときにこそ、神の御手のもとにへりくだり重荷を委ねればよいのです。

3.いっさいを神にゆだねよ(v.7)
 私が好きな福音讃美歌386番「主にまかせよ」があります。思い煩いもまた私たちを神から引き離す強敵の一つです。この思い煩いを神にお委ねすることによって私たちは平安を得、心配が希望に変えられるのです。委ねるとは、具体的な祈りによって主に差し出すことができます。新年度も主に信頼し、祈りつつ前進してまいりましょう。

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あすなろ福音キリスト教会 牧師

日本福音キリスト教会連合(JECA)
あすなろ福音キリスト教会 牧師
青森県十和田市生まれ
近畿大学商経学部卒&聖書宣教会(神学本科卒)

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