マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」ルカ1章38節
[聖書]ルカ1:26〜38
新年第一主日の礼拝をおささげします。青森も近年にない大雪で、お正月は身動きの取れない状態でしたが、ようやく除雪が入り、またフロ友さんが教会の周りの雪を綺麗に片付けてくださり、スッキリ爽やかな新年第一主日を迎えることができました。これも神さまの恵みと感謝しています。さて、新年早々、昨年のクリスマスに続き、マリヤの救い主誕生から学ばせていただきます。
キリスト教文化の国々の年末の挨拶は、Merry Christmas and A Happy New Yearらしいので、新しい年も救い主イエスの誕生の意味と、その目的をしっかりと心に覚えて2025年を着実に歩ませていたただきたいと願います。
昨日の通読箇所には、マリアの親類エリサベツが、夫であり神の祭司であるザカリアとともに、すでに高齢であり、エリサベツが不妊の女であったのにも関わらず、御使いによってヨハネという名の男の子が与えられるとお告げを受けるのです。しかし、ザカリヤは神に仕える敬虔な祭司でありながら、現実的な実情が先立ち、お告げを信じることができなかったのです。(v.11)本日の「マリアへの受胎告知」はこの出来事の6か月目に起きた出来事なのです。
1.主の選びとそのご主権を
「おめでとう、恵まれた方」、御使いガブリエルがマリアに最初に語ったことばです。ここに、マリアを選ばれ、主の母とされた神のご主権がうかがえます。御使いは、さらに「あなたは神から恵みを受けたのです」と言い、処女降誕を告げるのです。神の選びは、私たちの思いを超えた絶対的ご主権にあるのです。
2.疑わず信じる心に
かつて気づかなかったみことばが今になって深く理解できるということがあります。神に仕える誠実な祭司ザカリヤが男の子ヨハネの誕生の知らせを信じられず、しばらくの間、口がきけなくなります。しかしマリアは、戸惑いながらも「おことばのとおりなりますように」と信じるのです。
3.神にとって不可能はない
私の信仰の一番はこれです。天地万物の創造者であられる神に不可能はありません。それは、37節の御使いのことばです。マリアの信仰の素晴らしさは、私たちも見倣うべきです。それは、神の語られたことが、「おことばのとおり、この身になりますように」なのです。信仰を持って半世紀を過ぎた私は、神の奇跡はこの小さな者を通して成されることです。
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