「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。」(1コリント13:4)
第一コリント13章の『愛の章』といわれる有名な聖句です。この13章には、愛の本質と愛が否定する人の思いの両方が明確に記されています。アンドリューマレー著の『謙遜』に、「人の高ぶりこそ、キリストの贖いを必要とする最も大きな罪である」とあります。この私がキリスト信仰を持つきっかけとなったのは、病弱で入退院を繰り返していた少年時代のコンプレックスとボクサーとして活躍していた青年時代の高ぶりから、最も大切な愛を見失っていたのに気づいたことにあります。大言壮語し、ハッタリで見栄を張って生きていた愚かな私が、キリストの十字架の愛によって、心砕かれ、新しく生きる者とされたのです。信仰を持って50年を過ぎ、現在もキリストの愛に導かれて日々心平安に歩ませていただいています。今も現役牧師の私は、この愛を語り続けたいと願っています。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2025.11.27)


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