“ 知恵のある者の心は右を向き、愚かな者の心は左を向く。” (伝道者10:2)
聖書では「右」は神の力、祝福、正しさ、神の御心を象徴することばとして用いられます。詩篇16:8の「私はいつも私の前に主をおいた。主が私の右におられるので、私はゆるがされることがない。」という信仰の確信がそうです。一方で、「左」は、それに対する反対で、不信仰を表しています。マタイ25:41の主イエスのたとえで、「王は左にいる者たちに、わたしから離れ、悪魔とその使いのために用意された永遠の火に入れ」と神のさばきについて語っておられます。冒頭の伝道者のことばは、知恵のある者の心は正しい方向、真の神に向き、愚かな人の心は、不信仰の結末である「滅び(破滅)へと向かう」と教えておられるのです。この地上における神なき世界こそ、どんどん滅びに向かっていることを覚えます。今、私たちの心は、「右・左」のどちらに向いているでしょう。確かめてみましょう。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2025.9.18)


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