“ たとえ山を動かすほどの完全な信仰を持っていても、愛がないなら、私は無に等しいのです。”(1コリント13:2b)
使徒パウロは、キリストの十字架の愛こそが、私たちに一番大切であることを強調して教えています。どんなに感動的な素晴らしいことをして見せても「愛がなければ、何の役にも立ちません」とまで言い切っているのです。さらには、「いつまでも残るのは信仰と希望と愛です。これら三つです。その中で一番すぐれているのは愛です」とまで言い張るのです。少年時代、生意気で愚かだった私は、失恋によって本当の愛について考えるようになり、教会に通い、聖書を通してキリストの愛を知るようになりました。キリストの十字架の愛を知ったとき、暗かった心に光がさして、嘆きが喜びに変えられたことを今でもはっきりと覚えています。天地万物を創造された偉大な神が、キリストの御霊といつも共にいてくださることは、私の生きる力の原動力となり、この愛を伝えるために、私を牧師へと導いてくださったのです。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2025.5.1)
コメント