“機会を十分に活かしなさい。悪い時代だからです。”(エペソ5:16)
今回は、パウロの獄中書簡と言われる手紙からです。世に迎合し、神を悲しませる混乱した悪い時代にあって、神の子とされたキリスト者が如何に生きるべきかをパウロは教えています。まずは「神に倣う者となりなさい」と、次に、「愛のうちに歩みなさい」です。そして、「光の子どもとして歩みなさい」と続きます。スポーツの世界で、「ピンチはチャンス」ということばがよく用いられます。冒頭の聖句は、まさに「悪い時代だからこそ機会を十分に活かす」とも読み取れます。主イエスは、「あなたがたは地の塩、世の光です」(マタイ5:13-14)と仰せられました。まさに、世の腐敗を防ぐ塩となり、闇を照らす光となるのが私たち信仰者の役割です。
牧会伝道者として第二の人生を与えられた小さな私が、今できることは何かを問われています。そして確認させられたことが、先の三つの「神に倣う者となる、愛のうちに歩む、光の子どもとして歩む」ことなのです。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2025.4.10)
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