ただこの一事に励んでいます。うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる栄冠を得るために、目標目指して一心に走っているのです。(ピリピ3:13-14)
人は、自分のことはさておいて、人の過去の失敗をほじくり返して話題にすることがある。先日、私がそんなことをしたら、大先輩のある先生が、「それは過去の事、もう話題にするのはやめなさい」とたしなめられた。そして、ハッと気づいたことは、私自身の過去の失敗の数々である。もしそれが一つひとつ明らかにされたなら、私は黙って立っていることさえ出来なくなってしまうのは明らかである。使徒パウロは、「古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」(2コリント5:17)とも教えている。
キリストにある新しいいのちを与えられ、新しい人生を与えられた私は、もう過去の自分ではない。神がキリストのゆえに与えてくださる栄冠を得るために、前に向かって走り続けることを再認識させられ、感謝である。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2024.10.31)
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