高慢は破滅に先立ち、高ぶった霊は挫折に先立つ。(箴言16:18)
昨日のニュースで青森選出の国会議員が元秘書にパワーハラスメントで訴えられ、謝罪コメントを発表するという出来事が報じられました。その内容の一部として、車の移動で赤信号の際、「時間がもったいないから行ってしまえ」とか、暴言を吐きながら、後ろから運転席を叩くというもので、元秘書は体調を崩し、5日間で退職したと言うのです。国会議員のパワハラ問題は何度も報道されてきたことです。本当に情けなく思います。冒頭に掲げた聖書の格言は、私たちが肝に銘じなければならない教訓です。同じ箴言に、「へりくだって、貧しい者とともにいるのは、高ぶる者とともに分捕り物を分け合うのにまさる」(16:19)とあります。人に先立つ人こそ、謙遜に人を愛し、人に仕える者であって欲しいと願います。不法がはびこり、愛が冷えるこの世にあって、こころへりくだって隣人を愛するキリストの愛こそ、平安と希望を与えるいのちの力となるのです。
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2024.8.8)
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