喜んでいる者たちとともに喜び、泣いている者たちとともに泣きなさい。」(ローマ12:15)
「 このことばに続いて、パウロは「互いに一つ心となり、思い上がることなく、むしろ身分の低い人たちと交わりなさい。自分を知恵のある者と考えてはいけません。」(新改訳2017)と続け、注意を促しています。ここにキリスト者が一つ心となる愛の交わりがあるのです。この「交わりなさい」は、新改訳第3版では「順応しなさい」と訳されており、原文は「スナパゴーマイ」で、「自身を順応させる、(身を低くして)〜と交わりを持つ」という意味があります。それはまさに、私たちの罪を一身に背負い十字架の道を歩まれたキリストの姿です。キリストの十字架によって罪贖われ、神の子とせられた私たちは、キリストに倣う者として、この愛に生きる者と生まれ変わったのです。パウロは他の手紙で次のように述べています。「あなたがたは心を合わせ…へりくだって、人を自分よりもすぐれた者と思いなさい」(ピリピ2:2-3)
*「アントニオ」とはラテン語で大変貴重なものという意味 (2023.10.26)
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