いつも喜んでいなさい。
絶えず祈りなさい。
すべてのことにおいて感謝しなさい。
これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。
第一テサロニケ 五章十五節〜十八節
福音の恵みによって [聖書]1テサロニケ5:9〜18
本日は教会暦でイースターです。
今朝の礼拝では、先に天に召された兄弟姉妹を偲びつつ、記念礼拝とさせていただいております。
昨年の受難週にめぐみ姉が天に召され、ちょうど一周忌を迎えました。
あすなろ福音教会の教会員として天に召された方は、姉妹六名を数えます。
その他に、キリスト者として天に召された兄弟姉妹をも私たちは覚えさせていただいております。
主は、「わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者はみな、永遠に決して死ぬことがありません。あなたは、このことを信じますか。」(ヨハネ11:25-26)とマルタとマリアの兄弟ラザロが病気で死に、悲しみの中にあったマルタに言われました。
これは、主の受難の少し前の出来事です。
この「よみがえりのいのち」が、主イエス・キリストの十字架の死と復活によって成就したのです。
したがって、キリスト者にとって、死は終わりではなく、永遠のいのちの始まりなのです。
この福音の恵みが信仰によって与えられることのゆえに、キリスト者には、決して絶えることのない、喜びと祈りと感謝が満ち溢れているのです。
1.罪に満ちるこの世界に
聖歌593番に『ああめぐみ!』がございます。
「罪に満てる世界、そこに住むよびとに」という歌い出しです。
現代も、主が十字架に付けられたイスラエルがローマの支配下あった時代も人の罪深さは少しも変わりはありません。
多くの人々は死の淵を彷徨っていることに気づいていないだけなのです。
そんな罪の世界に、主は「いのちを得よ」と福音を告げておられるのです。
2.先人たちの生き様を見よ
お読みしたみことばの文脈は、先に召された兄弟姉妹の事で悲しみの中にあるテサロニケの教会へ「主の来臨と死者の復活」について、また「終末の時代とその様相」について、使徒パウロによって記されたものです。
喜び得ない時に喜び祈り、感謝できるのがキリスト者の特権であり恵みなのです。
先人の生き様がその信仰の証です。
3.福音の恵みによって
「闇を照らすまことの光」、つまり神のことばである聖書が、「わたしを信じる者は死んでもいきる」と、私たちを救いへと招いておられます。
私が幼い頃、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」(使16:31)と暗唱しました。
これこそ、キリストによる福音の恵みなのです。