目を覚ましていなさい

 目を覚ましていなさい。堅く信仰に立ちなさい。雄々しく、強くありなさい。         一切のことを、愛をもって行いなさい。1コリント16章13節〜14節

    
 パウロがローマ人への手紙で、「あなたがたは、今がどのような時であるか知っています。あなたがたが眠りからさめるべき時刻が、もうきているのです」(13:11)と書き述べています。今月8日から米国ケンタッキー州のアズベリー大学のチャペルから学生たちの間でリバイバルが発生し、11日経った今もチャペルでは礼拝が続けられ、それが他の大学にも飛び火し、アメリカ全土の教会が大きな励ましを受けています。
 今、世界は、戦争やトルコの大地震、国々が敵対する緊迫したムードの中で、教会が政治的心情などで対立する時ではないことを覚えさせられます。
 米国の教会に、こうしたリバイバルが起こったことは、ネット社会と平和ボケの中にある私たち日本の教会にとっても大きな励ましとなる出来事です。

 本日の礼拝後、2023年度の定期総会が行われます。この一年、私たちは、「目を覚ましていなさい」との主題で歩ませていただきます。これは、「信仰覚醒」と同じ意味です。しっかりと主の導きを求め、それに従って歩むべき時が、今すでに来ているのです。私たちが変われば、そこから明かりが灯され、光の輪が拡大して行くのです。

1.二人でも三人でも

 小さな教会は、大きな教会に憧れを持ちます。けれども、主は、信仰は人数ではなく、一人ひとりの信仰に係ることを教えています。「もし、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父はそれをかなえてくださいます」(マタイ13:19)と言っておられます。ふたり、三人と集まる所には主もともにおられるのです

2.デフェンス&オフェンス
 本年の主題の英訳は<Be on your guard;>です。デフェンスとオフェンスについて、主題聖句は教えています。「行う」という一切の行動に関しては、その動機は「愛から発動される」べきことを強く教えているのです。「知識は人を高ぶらせ、愛は人を育てます」(1コリント8:1)とあります。


3.恵みをともにできる幸い
 主は、終末を思わせるこの時代に、あらためて聖霊による覚醒を与えておられます。私たちは、花婿を迎える賢い五人の娘のように、ともしびの油を備えておくべきです。そして、来るべき主の前に、一人でも多くの人が救いの恵みに与ることができるように、家族、子どもたち、友人のために執り成すものでありましょう。

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あすなろ福音キリスト教会 牧師

日本福音キリスト教会連合(JECA)
あすなろ福音キリスト教会 牧師
青森県十和田市生まれ
近畿大学商経学部卒&聖書宣教会(神学本科卒)

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